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55円、FIT価格。認証小型風車の中で日本メーカーに勝算はあるのか?(風力発電)

拡がるニーズは無限大

牛山氏は最後に、小型風車の多様な可能性を示してくれた。

「小型風車は、コミュニティ発電のベースになり得るものです。いろいろな場所に設置できますから、ニーズはこの先、どんどん拡がっていくでしょう。例えば、ビルと一体化した風車(上写真)や橋と一体化した風車など、美しいデザインで都市に溶け込む小型風車もあります。一方で、発展途上国の無電化地域に明りを灯す風車(下写真)もあります。

地球には、およそ76億人が住んでいますが、そのうち約17%は電力の恩恵を受けていません。そういうところに小型風車を持っていけば、必ず大きな貢献ができるはずです。日本の事業者に、ぜひこれをやってほしいと願っています」。

インドネシア・スンバ島の小型風車プロジェクト。無償化地域の電源として、小型風力発電が活かされている。

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取材・文/廣町公則

『SOLAR JOURNAL』vol.23より転載

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