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【講演ダイジェスト】FIT10円台・送電線空き容量問題 再エネビジネスの明日

話題の安田陽京大特任教授も登壇。これからの再生可能エネルギー業界を展望するPVビジネスセミナーが2月8日(木)、都内ホールで開催された。FIT10円台、そしてポストFITへ──成熟期を迎えた再エネビジネスの新トレンドが見えてきた。

送電線空き容量問題の
第一人者も登壇!

毎回好評のソーラージャーナル主催PVビジネスセミナー。2018年第一段となる今回は、「“FIT10円台”を生き残る再エネビジネス」をテーマに、シンクタンク、パワコンメーカー、販売施工・O&M会社などから講師を招き、実務に直結する充実の内容となった。さらにこの日は、「送電線空き容量問題」の第一人者、安田陽京都大学大学院特任教授も登壇し、ひときわ大きな関心を集めた。

安田氏たちの研究は、その内容に対して電気事業連合会が釈明リリースを出すなど、学会・業界を超えて大きな反響を呼んでいるもの。ソーラージャーナルでも、昨年よりWeb版で取り上げ(※)、雑誌版最新号(1月31日発行Vol.24)でもインタビューを掲載するなど、注目を続けてきた。セミナーでは、最新のデータをもとに電力会社管内それぞれの送電線使用状況を分析。電力会社が「空き容量ゼロ」と公表していても、実際には膨大な空きがあるという事態が、全国レベルで拡がっていることが明らかにされた。

※参考:再エネが繋げない?送電線「空き容量ゼロ」は本当か

今回、会場となったフクラシア丸の内オアゾ(東京)には、各地のEPC・メーカー・販売施工会社などから、定員いっぱいとなる210名超が参集。セミナー後の ネットワーキングディナー(懇親会)にも大半が参加し、ビジネスマッチングに花を咲かせた。
各講演のテーマは、次の通り──

①「太陽光発電:固定価格買取から自家消費型ビジネスへの転換」
株式会社資源総合システム 太陽光発電事業支援部 部長 大橋孝之氏

②「来るぞ!特高案件組成ピーク。SMAからの耳より提案」
SMAジャパン株式会社 セールスダイレクター 杉山竜太郎氏

③「FIT向け分散型パワコンとFIT以降の事業モデル」
SMAジャパン株式会社 プロダクトマネージャー 太陽光発電アドバイザー 正木章裕氏

④「太陽光発電システム~現実から未来へ~設計・施工・O&M」
一般社団法人日本PVプランナー協会 会員、職人革命会 顧問、
株式会社アルシス 代表取締役社長 高根沢喜美一氏

⑤「太陽光発電における資産価値評価とアセットマネジメント」
株式会社CO2O 代表取締役 酒井正行氏

⑥「既存顧客をファンにする!インバウンドで成功するPR戦略」
SOLAR JOURNAL編集部

⑦「送電線空き容量問題の深層」
京都大学大学院 経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 特任教授 安田陽氏

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