トップランナーはどう進む? 2018年の太陽光市場

改正FIT法の施行で揺れ動いた2017年。2018年は、各社どのように進んでいくのか。太陽光業界のトップランナーたちに太陽光市場の未来について語ってもらう人気シリーズ。今回はLGエレクトロニクス・ジャパン株式会社Energy Business Part部長である楠山氏に、2018年の展望について訊いてみた。

モジュールの性能をさらに高め
販売体制も強化

太陽光発電市場は競争が激化する反面、プロジェクトが急激に増えることもないでしょう。一方で、FITに頼らない自家消費が求められており、特に大手企業はCSR活動の中で再生可能エネルギーを工場の電気などに代替する動きが出てくるでしょう。そこにはマーケットがあり、需要も増えてくると思います。

その中で、低圧、高圧のプロジェクトに対し、販売戦略をどう立てるかが重要です。特に住宅用に関しては、住宅メーカーも活発に取り組んでいますが、当社はモジュールメーカーなので、システムインテグレーターとの協力が課題です。

実はこれまで、50kW未満の案件を積極的に取りに行くことはしていませんでした。ただ、ここ数年間で当社のモジュール性能も大幅に向上しており、アドバンテージになると思います。当社は総合家電メーカーですから、半導体や液晶を長く手掛けてきた歴史があります。今後もより出力が高いモデルを開発できると考えています。産業用に比べて、住宅用のエンドユーザーに対しては我々のモジュールのブランドがそれほど浸透してないと思います。まずはブランド認知を上げて着実な販売を心掛け、2018年内に低圧だけで20MWを目指したいと思います。


文・大根田康介

『SOLAR JOURNAL』vol.24 より転載

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