2020年小型風力の価格が大幅下落! 55円から20円へ
2018/06/18
2018年度のFIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)により、買取価格は低下傾向にあり、ますますコスト低減を促すものとなっている。太陽光にとどまらず、他電源にまで拡がる影響を、今回は風力に注目して紹介する。
陸上風力は毎年1円ずつ下落
洋上風力は「入札制度」に移行
風力発電については、2020年度の買取価格まで定められた(着床式洋上風力は2019年度分まで)。陸上風力は毎年1円ずつの下落、昨年度から設けられたリプレース(設備更新案件)も来年度までは1円ずつ下落する。
洋上風力に関しては、近い将来、「入札制度」に移行することが決定した。ただし正式な導入時期は未定であり、少なくとも2018年度は、着床式・浮体式ともに36円のままだ。
なお、20kW未満の小型陸上風力発電は、2018年度よりカテゴリーが撤廃され、20kW以上の陸上風力と区別なく扱われることになった。小型風力事業者にとっては、55円から20円への急激な下落となる。