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地熱FIT価格、小規模は2020年まで40円で維持! 自立化へ向けた課題は?

この春公表された、2018年度の新FIT価格。太陽光は買取価格が10円台に突入するなど大きな動きがあったが、地熱は2020年まで据え置きに。今後、FITからの自立や地熱発電の普及を目指すにあたり、課題となることとは?

地熱のFIT自立化に向け
仕組みづくりが必要

地熱発電も、小水力発電同様に、買取価格に変化はない。やはり、少なくとも2020年までは現状の買取価格が維持される。1万5000kW未満は40円、それ以上の規模については26円だ。

地熱に関しては、温泉事業への影響など日本ならではの課題もある。調達価格等算定委員会では、「我が国の地熱ポテンシャルは山間部に多いため、海外と比較して、開発コストがかかる傾向にある。FITからの自立化に向け、いかなる政策措置が必要か検討することが求められる」と指摘。

FITに加えて、地元理解の促進や環境アセス(環境影響評価手続)の迅速化など、案件開発を円滑化するための仕組みづくりが重要であることを訴えている。

■地熱FIT価格


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

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