編集部からのお知らせ

卒FITユーザー必見! あなたに合った最適プランは? 電力会社別「買取メニュー」を公開!

「預かりプラン」が面白い

東北電力・東京電力・関西電力・四国電力・九州電力では、通常の買取プランとは別に、「預かりプラン」も用意される。

預かりプランとは、太陽光で発電した電力を一定量まで電力会社が預かり、必要なときに自分の電気として使えるというもの。昼間発電した電力を預けておいて、夜間に使うこともできるので、余剰電をより有効に活用することが可能だ。家に蓄電池がなくても、電力会社自体が蓄電池の役割を果たしてくれるサービスだといえるだろう。

そのためのサービス料を電力会社に支払う必要があるが、発電している時間帯(昼間)に電気を使わない家庭なら、電気代削減効果は大きい。なお、四国電力の場合、預かり電力量の上限は月150kWhで、これを超えた分については8円/kWhという割増価格で買い取ってくれる(同社の通常の買取プランでは7円/kWh)。



新電力への切り替えも◎

新電力各社の買取メニューは、下表のとおりバリエーション豊かだ。サービス対象エリアによって、広域型と地域型に分けられるが、卒FIT電力の買取価格に大きな違いはない。ただ、大手電力の通常プランと比べると、平均で1円/kWh程度、高く設定されている印象だ。

一方で、住宅メーカーのように買取対象を自社ユーザーに限定している場合は、明らかに高い買取価格となっている。また、電力供給とのセット契約により、買取価格を引き上げているケースも少なくない。電力以外のエネルギーを扱っている会社、例えば東京ガスなどの場合は、ガスもセットにすることで、さらにお得になるプランもある。電力以外の他社との契約内容も見直すなど、トータルなプラン選びを心掛けたいところだ。

●新電力会社の主な買取メニュー


出典:各社HP・プレスリリースより作成

 


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.30(2019年夏号)より転載

< 12

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【申込受付中!】12/10東京開催!「系統用蓄電池ビジネス」セミナー 蓄電所市場で勝ち抜くヒント...
  2. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  3. 瓦屋根を再現したJackery社の太陽光パネルが2024年度グッドデザイン賞を受賞...
  4. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  5. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  6. ハンファジャパンが新製品「Re.RISE-G3」を発売!トークショーにヒロミさんが登壇し一日アンバサダーに就任...
  7. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  8. 【注意喚起】FIT/FIP 申請書類における書類作成者以外の加工は厳に慎んでください...
  9. 【11月20~22日開催】『第12回PV EXPO関西』の注目ブースとカンファレンスなどの見どころを完全紹介!...
  10. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ