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ドイツ国際モーターショー2021では“EVニューモデル”が続々登場!

フランクフルトからミュンヘンに舞台を移し、新たな国際モーターショーが開催された。それが「IAA MOBILITY2021」だ。このショーの主役は、地球に優しいEV(電気自動車)や燃料電池車。注目を集めていたのは、近未来のEVコンセプトカーではなく、間もなく発売されるEVのニューモデルだった。

メイン画像:SUV風の力強いデザインが目を引くメガーヌE-TECHエレクトリック。日産の最新EV、アリアと基本的なメカニズムを共有している。 © Groupe Renault – Direction Design / Benoît CHIMENES

ヨーロッパ勢は
一気にEVへ

9月上旬に開催されたIAA(ドイツ国際モーターショー)モビリティ2021は、コンセプトカーだけでなくニューモデルもEVの独壇場だった。ドイツ勢と張り合うように、魅力的な新型EVを世界に初公開したのがフランスのルノーである。販売の主役となっているメガーヌをSUV風のデザインに仕立て、これにモーターとバッテリーを搭載したのが「メガーヌE-TECHエレクトリック」だ。

EVの先駆者である日産と親密な関係にあるルノーは、EVに関して高い技術力を持っている。このルノーは、実用性に秀でたEVをリーズナブルな価格で売り出し、成功を収めた。最新の「メガーヌE-TECHエレクトリック」も力作だ。専用のCMF-EVプラットフォームをベースに開発され、ボディサイズは日産のノートより少し大きい。バッテリー容量は40kWhと60kWhの2種類があり、最大航続距離は約470kmと発表されている。


モーターは2種類あり、バッテリー容量は40kWhと60kWh。V2G対応の充電機能も搭載した。 © Daniliuc Victor / Shutterstock.com

 


12.3インチのデジタルメーターや12インチのデイスプレイを並べた機能的なインテリア。 © Groupe Renault – Direction Design/Benoît CHIMENES

ドイツ勢ではBMWのコンセプトカーが話題をさらった。ライバルに先駆けてi3を発売したBMWが送り出した「iビジョン・サーキュラー」は、リサイクル材とバイオ原料のみを使用した100%リサイクルを可能とした画期的なEVだ。車体は再生アルミ材で、塗料も使わない。


未来のコンパクトカーの姿を提示した、100%リサイクル可能なBMWの「iビジョン・サーキュラー」。

ルノーは2025年までに24モデルをすべて電動化するし、BMWも一気に電動化に舵を切る。ヨーロッパ勢は本気だ。


取材・文:片岡英明

SOLAR JOURNAL vol.39(2021年秋号)より転載

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2017/05/31 | 編集部からのお知らせ

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