業界ニュース

水素×太陽電池×蓄電池の“3電池連携制御”する「Panasonic HX」とは?

パナソニックは、水素を活用した新たなエネルギーソリューション「Panasonic HX」を発表した。純水素型燃料電池、太陽電池、蓄電池の3電池連携制御により、効率的なエネルギー利用を実現するこの技術は、英国の工場での実証設備導入を皮切りに、欧州を中心としたグローバル展開を目指す。

メイン画像:Panasonic HXを象徴するCGイメージです。実際に存在する施設ではありません。

パナソニック株式会社は水素を活用したエネルギーソリューション「Panasonic HX」を発表した。この名称には、水素(H)を基軸に環境負荷の少ない選択肢を提供し、行政や企業との連携(X)で脱炭素社会を目指すという同社の意志が込められている。今回、英国の電子レンジ組立工場に導入された実証設備を皮切りに、グローバルでの展開を視野に入れた取り組みがスタート。純水素型燃料電池、太陽電池、蓄電池を組み合わせた三電池連携の革新的な技術が注目されている。本記事では、発表された内容とその背景、そして未来への展望について詳しく解説する。

以下、パナソニック ホールディングス株式会社のニュースより。

英国自社電子レンジ組立工場の実証設備導入を機に水素事業を象徴する名称を設定

純水素型燃料電池・太陽電池・蓄電池による3電池連携制御 水素を活用するエネルギーソリューション「Panasonic HX」始動

2024年12月3日
パナソニック株式会社

パナソニック株式会社(本社:東京都港区、CEO:品田 正弘、以下、パナソニック)は、水素を活用するエネルギーソリューションの総称として「Panasonic HX」という名称を設定しました。純水素型燃料電池に太陽電池と蓄電池を組み合わせた3電池連携制御や、水素による発電時の熱エネルギーを効率的に活用するソリューションなどを対象に使用します。英国にある自社電子レンジ組立工場の使用電力を再生可能エネルギーで賄う実証設備の導入を皮切りに、水素事業のマーケティング活動やコミュニケーション活動などで今後活用していきます。
また本日2024年12月3日、「Panasonic HX」のWebサイトを英語、ドイツ語、日本語の3カ国語で同時公開しました。

「Panasonic HX」という名称には、環境負荷の少ない水素(H)の本格活用という新たな選択肢を提案し、パートナー企業や行政、ビジネス顧客とのコラボレーション(X)によって、脱炭素社会へのトランスフォーメーション(X)に貢献していくという決意を込めています。また、水素を活用する再生可能エネルギーの先進性や、持続可能な地球環境に対する期待感の醸成を目指して、「Panasonic HX」の世界観を、一貫性のあるトーン&マナーやビジュアル表現によって訴求していく予定です。
パナソニックは、脱炭素社会、また来るべき水素社会の実現に向けて、長期視点で水素事業の発展に取り組み、パナソニックの水素を活用したエネルギーソリューションを「Panasonic HX」に象徴させることで、環境先進地域である英国また欧州市場での認知拡大を目指していきます。将来的には、環境貢献事業を牽引するフラッグシップとして、事業の拡大とともにグローバルに展開していく予定です。

●Panasonic HX Webサイト(日)
https://re100-gx.panasonic.com/jp/

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

引用:news.panasonic.com

「Panasonic HX」が描く持続可能な社会

パナソニックの「Panasonic HX」は、再生可能エネルギーの先進性を追求し、グローバルな脱炭素社会の実現に向けた新たな一歩となった。同社は水素を活用する持続可能なエネルギーソリューションを象徴する名称として、このブランドを世界市場で広めていく方針だ。「Panasonic HX」の今後の動向が、エネルギー業界にどのような影響を与えるのか、そして持続可能な未来にどのように貢献するのか、さらなる期待が寄せられてる。

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