製品・サービス

3年連続パネル出荷量世界トップ ロンジが描く日本市場の展望とは?

世界最大の太陽光パネルメーカー、ロンジは日本の太陽光発電市場をどう読んでいるのか? そして、これからの日本での戦略は? アジアパシフィック地域チーフの張小可氏と日本法人代表の南洋氏に、その想いを聞いた。

 

LONGi Green Energy Technology Co.,Ltd.
Chief of APAC Region
張小可


日本化した製品・サービスで
エネルギー転換に貢献

いま世界では、再生可能エネルギーに対する需要がどんどん伸びています。なかでも太陽光発電の伸びは止まるところを知りません。我々も太陽光発電に携わる者の一員として、世界に貢献していくことができて、たいへん光栄に思っています。

世界的にみて、太陽光発電の市場は中国と欧州が大きく、その次にくるのがアジアです。アジアにあっては、日本の比重が極めて大きいことはいうまでもないでしょう。我々は、日本は市場規模が大きいだけでなく、成熟市場であるという点でも重視しています。日本で事業を成功できれば、他のエリアにも参考になると考え、集中的に展開しているところです。

日本では、古くから太陽光発電が導入されていますし、近年、自家消費をはじめとする新しい需要も増えてきています。日本で展開していくためには、太陽光発電が置かれている状況や需要家の皆さんのニーズをしっかり把握したうえで、それに応えていかなければなりません。

我々は、日本に最適なものをご提供できるよう、ローカル化・日本化ということを大事に、EPCをはじめとする日本の会社様と協力しながら事業展開を図っています。我々は、たんに太陽光パネルを売るだけでなく、日本のエネルギー転換のお役に立っていきたいと考えているのです。

発電効率と信頼性を高めた
パネルで新たなニーズに対応

太陽光パネルに関しては、「Hi-MO6」という新しいシリーズを発表しました。Hi-MO6には様々な特徴がありますが、まず挙げたいのは高効率であるということです。日本は地理的に低照度のエリアであり、設置できる面積も限られています。そういった日本にあっても、Hi-MO6なら発電量を大幅に向上させることができます。

また、信頼性の高さも大きな特徴です。自家消費のために工場の屋根上に太陽光パネルを設置するケースが増えていますが、工場の屋根上では、野立ての太陽光発電所のように、いつでもメンテナンスができるというわけにはいきません。そのため、これまで以上に信頼性の高い製品でなければならないのです。

Hi-MO6には、住宅用ニーズに応えたオールブラックの54セル製品もあります。ブラックフレームとブラックバックシートなどにより、文字通り全面黒一色を実現しており、周囲の街並みにも違和感なく溶け込みます。そして、コンパクトな54セルですから、住宅の屋根上へも効率よく設置することができます。

さらに、BIPV(建材一体型太陽光発電)モデルも用意しています。ビルの壁面建材としてそのまま施工できる太陽光パネルであり、日本でもこれから伸びてくる領域だと予想されます。現在弊社では、日本の建築基準法に合わせた調整を行っているところです。

我々は今後、日本市場に合わせた製品・サービスをいっそう強化し、お客様が新たな価値を創造できるよう、お手伝いしていきたいと考えています。

 

LONGi Solar Technology株式会社
代表取締役社長
南洋


FIT元年以来の盛り上がり
太陽光第2波を確かなものに

日本では電気料金の高騰が続いていますが、太陽光発電は電気代をセーブすることに大きく貢献しています。こうした背景を踏まえて、住宅用・産業用を問わず、いま様々なシーンで太陽光発電を求める機運が高まっています。脱炭素社会に向けた政府の動きとも相まって、太陽光発電には大きな追い風が吹いているといえるでしょう。日本の太陽光発電は、2012年にFITでブームになって以降、ようやくやってきた第2波の最中にあるのです。

お客様に関しても、従来とは異なる他業界の方々がどんどん増えており、新たな盛り上がりを感じます。ロンジとしても、そうした日本のお客様が何を求めているのかをしっかりと把握し、それぞれのご要望に最適な製品・サービスをお届けしていきたいと考えています。付加価値と信頼性の高い、高性能・高品質なモジュールを通して、日本の皆様のお役に立っていければ幸いです。

HPBC(Hybrid Passivated Back Contact)は、生産性と供給に実績のあるP型単結晶シリコンウェハを採用した裏面接合型の新世代太陽電池技術。セルの表面に配線(バスバーやフィンガー)がない設計で太陽光の取り込みを最大化し、セル内部の構造調整とともに変換効率と出力の向上を実現している。また、配線が裏面側で一直線になっていることから、配線によるセル端部への応力が減少し、長期信頼性も向上している。さらに、太陽光の入射角が低い場合や低照度でも相対的な発電性能が良く、最大出力温度係数の改善による高温下での出力低下の抑制とも相まって、生涯発電電力量の向上とLCOEの改善が期待できる。

 

問い合わせ

LONGi Solar Technology 株式会社
TEL:03-6459-0528


取材・構成:廣町公則

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