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RE100に初の表彰制度! アップルやリコーなど15社が最終選考へ

RE100などの国際イニシアチブを主催するクライメイト・グループ(The Climate Group)が「RE100リーダーシップ・アワード」という初の表彰制度を設けた。8月19日には、最終選考の候補企業15社が発表された。

6部門15社がノミネート

第1回目となる「RE100リーダーシップ・アワード」には、RE100加盟企業の中から6部門・計15社が選出され、日本企業では株式会社リコーが名を連ねている。6つの部門とは「クリーンエネルギーの先駆的企業」「協力的なリーダー企業」「グリーン奨励企業」「コミュニティに変革をもたらした企業」「政策に影響を及ぼした企業」「インパクトの大きなパイオニア企業」だ。

株式会社リコーは、このうち「協力的なリーダー企業」で選ばれている。サプライヤーと協力して再生可能エネルギーへ切り替えている点が評価された。

「クリーンエネルギーの先駆的企業」と「グリーン奨励企業」2部門にわたってノミネートされたのは、米アップルだ。さらのその上をいくのは、デンマークの製薬大手ノボノルディスク。「クリーンエネルギーの先駆的企業」と「協力的なリーダー企業」に加え、「インパクトの大きなパイオニア企業」の3部門で候補に選ばれている。

再エネ化にしのぎを削る
グローバルリーダーたち

株式会社リコーは、2019年にA3複合機の組み立て生産に使用する電力をすべて再エネ化するなど、RE100の目標達成に力を入れている。8月21日には、再エネの発電から消費までをリアルタイムにトラッキングする電力取引管理システムの実証実験を開始したばかり。この実証を通して再エネ電力の安定供給を実現したい考えだ。

ノボノルディスクは2019年5月、全世界の自社生産設備で使う電力を2020年内に100%再エネ化する見通しが立ったと発表している。次の目標として、2030年までにすべての事業活動と輸送によるCO2の排出量をゼロにすることを目指している。

最終的な受賞者は、9月21日から27日に予定されているClimate Week NYCで発表される予定だ。

DATA

RE100 Leadership Awards shortlist: companies going above and beyond on clean energy


文:山下幸恵(office SOTO)

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