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偉大なるギタリストが、ライヴエイドの気候変動版のコンサートの開催を熱望!

クイーンのギタリスト、ブライアン・メイは、ミュージシャンであり、天体物理学博士という異色のキャリアの持ち主。そんな彼は、動物愛護運動家としてだけでなく、近年は環境活動家としても有名だ。

野生動物保護を訴える
アニメを学生とコラボ

映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットで再び注目を集めているロックバンド、クイーン。同バンドのギタリストで、長年、第一線のミュージシャンとして活動してきたブライアン・メイは、2007年には天文台での研究を再開して天体物理学の博士号を取得。また、10年には、動物保護団体「Save Me Trust」を立ち上げ、動物愛護運動に熱心に取り組んできた。

宇宙に目を向けることで地球の現実に気づき、強烈な危機感を抱く。彼もそうした経験を持つ人物の1人のよう。動物たちの住み処が気候変動により失われていることも環境活動への情熱を後押しする。

昨年の気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に向けてブライアンは、クイーンの名曲「Who Wants to Live Forever」をフィーチャーしたアニメーションを制作。五大陸の大学とコラボして、野生動物保護と環境問題に真剣に取り組むよう訴えた。同作品には、アジア代表として日本の東京造形大が参加している。

アニメ作品についてブライアンは、Save Me Trust共同創立者アン・ブラマーと連名で以下の声明を発表した。

「この素晴らしいビデオは、私たちの貴重な惑星が直面している荒廃を示しています。人類は、自分たちのニーズを優先するあまり、母なる地球の自然に危機をもたらしています。多くの生物が、地球の歴史のどの時期よりも1000倍の速さで絶滅に達しています。世界の指導者たちはCOP26で、今すぐ注意を払い行動を起こすことが不可欠です。言い訳や、引き延ばしをしている余裕はありません。私たちは無視できない転換点に来ています」。

気候変動版ライヴエイド
開催を熱望

映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフィーチャーされたアフリカ難民救済コンサートのライヴエイドは、音楽史と人道支援の歴史に残るイベントだった。ブライアンは、ライヴエイドの気候変動版のコンサートの開催を熱望している。「若い世代が率先して進めるものだと思う」と話し、クイーンも参加する意向を示している。ただ、気候変動問題はあまりにも巨大過ぎて、ライヴエイドくらいのものでは足りない、ともコメントしている。

映画のヒットで再度注目を集めているブライアン。若い世代とのアニメのコラボを足がかりに、若者たちとタッグを組んで、さらなるムーブメントを起こしてほしい。


取材・文:はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.41(2022年春号)より転載

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