脱炭素

ザック・エフロンが環境活動セレブの仲間入り! 番組を通してサステナブル情報を紹介

映画『ハイスクール・ミュージカル』でブレイクし、一躍青春スターとなったザック・エフロン。爽やか系からマッチョ系へと変化した彼が近年ハマっているのが、サステナブルなライフスタイルだ。

『ハイスクール・ミュージカル』主演俳優も
いまや環境活動セレブ

ザックが製作総指揮と司会を務めるNetflixの番組『ザック・エフロンが旅する明日の地球』は、ザックが各国を訪れ、現地のサステナブルな情報を紹介するというもので、ファンと気軽に自撮りに応じる気さくな彼の性格を反映した、地球の未来についてゆる〜く学ぶリアリティ番組だ。

ザックはこれまでリーダーとなって社会貢献をするイメージがなかったが、2020年アースデイ放送の『The Great Global Cleanup』や同年配信開始となったミニシリーズ『Killing ZacEfron』で、環境活動セレブの仲間入りを果たした。

『The Great Global Cleanup』では、子どもの頃に遊んだロサンゼルス近郊のモロ・ベイ海岸の清掃活動に参加し、地元の環境活動グループから、海洋ゴミやビーチ清掃の指南を受け、視聴者と同じ立場になっての「気づき」体験を紹介。この番組で彼は、一見美しい砂浜も、実はゴミだらけだったことに気づかされる。ゴミ袋やペットボトルだけでなく、タバコの吸い殻やマイクロプラスチックなど極小のゴミがそこら中に落ちており、そうしたゴミが魚の体に入り、それを人間が食べるという食物連鎖で「人間は、自分たちで出したゴミを食べている」という事実を突きつけられショックを受けていた。

『Killing ZacEfron』は、ジャングル生活のドキュメンタリー。人間は自然の中ではいかに小さな存在かを思い知らされるザックが、自然との共存の大切さについて身を持って体験する姿を捉えている。

そして、上述の『ザック・エフロンが旅する明日の地球』では、彼は視聴者と共に学び、啓蒙していく。第1話のアイスランドでは、自身の父親が原子力発電所勤務であることを引き合いに出し、水力発電所での廃棄物処理について突っ込んだ質問をしていた。また、2017年の時点でアメリカが電力発電の63%を化石燃料に頼っている中、アイスランドは0%というデータを紹介。水力や地熱などの、自然の恩恵を存分に利用した100%クリーンエネルギーの実現が不可能ではないと伝える。

新作映画『炎の少女チャーリー』で初の父親役に挑むザック。彼のファンも親になり始めたタイミングだけに、番組を通して自身が学ぶサステナブルな生活を親子で実践してもらいたいと思っていることだろう。


取材・文:はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.42(2022年夏号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 北海道釧路市「ノーモア メガソーラー宣言」 10kW以上の事業用太陽光発電を許可制へ...
  2. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  3. 【参加受付中!】7/16(水)《エネマネ》セミナー|都の補助金でエネマネ始めよう!EMS導入&ERAB事業化の事例紹介...
  4. 【参加受付中!】7/30(水) 発電量150%UP・利回り20%を実現も!高圧発電所向け 2025最新リパワリング勉強会 ~無料診断サービス特典付き~...
  5. 【参加受付中!】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
  6. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  7. 金属盗難対策法案を閣議決定、買い取り業者に営業届け出を義務化
  8. EPCの設計者必見! 蓄電池併設のFIP転やPPA「DCリンク」で収益を向上させる方法...
  9. 現場が語るエネマネの実像──「見える化」と「自動制御」で電気代を大幅削減...
  10. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

蓄電池特集号 | ¥0
2025/5/27発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ