太陽光発電

コストか品質か。オプティマイザで変換効率UPへ

改正FIT法の施行、そして8月末の施行規則の改正など、太陽光発電ビジネスは人々の生活に寄り添える形を探して変化を続けている。太陽光業界のトップランナーたちに、戦略と展望を聞く人気シリーズ。今回はアンプトジャパン合同会社・近藤氏と、アンフィニ株式会社の小寺氏に話を聞いた。

システムの性能アップに
オプティマイザで貢献

太陽光発電所の建設ラッシュは終わりましたが、リパワリングやリプレイスメントはこれからが本番です。稼働して2~3年が経ち、防ぐことのできる損失を減らしてより多くの発電量を得たいと考える方が増えてきました。

10年目を迎える頃には、パワコン交換に伴い、設備全体の発電効率を見直す機運も高まるでしょう。私たちアンプトが提供するストリングオプティマイザは、低圧システムからメガソーラーまで、太陽光発電システムの性能アップを可能にするDC/DCコンバータです。ストリングごとにMPPT回路を挿入することでミスマッチ損失が減少し、既存設備の変換効率が着実に上がります。

また将来、パワコンを600Vタイプから1000Vタイプに変更したいと思った時も、このオプティマイザを入れるだけで太陽電池モジュールの配線変更なしで対応できます。もちろん新規の案件も、確実な発電量アップにより優れたシステムパフォーマンスを実現します。パワコンはそのままで過積載率200%以上のシステムを構築できるということでも、ご好評いただいております。世界での実績は100MW超、日本でも10MWを超えました。厳しさを増すPV市場にあって、私たちに課せられた使命は大きいと実感しています。

Profile

アンプトジャパン合同会社 日本支社長

近藤茂樹氏


厳しい検査体制のもと
高品質を徹底追及

日本のPV市場がシュリンクしていくことは避けられません。その中で、完全な二極化が進んでいます。1つは、とにかく値段ありきのコスト競争路線。2つめは、信頼性に優れた高品質な製品を追求する動きです。私たちアンフィニは、もちろん後者。高効率・高出力・高機能な太陽電池モジュールを開発・製造することで、太陽光発電を長期安定電源にしていけるよう努めています。

今後は、新設だけでなく、セカンダリーマーケットにも大きな可能性が拓けていくでしょう。ここにおいても重要なのは、システムの信頼性です。値段ありきでつくられた太陽光発電所では、セカンダリーマーケットで価値を持つことはできません。私たちは、自社工場で高品質なモジュールを製造し続ける一方、それを支える検査体制の確立にも力を注いできました。

この検査体制は、多くの企業・団体から高く評価していただいており、今日では検査だけの依頼を受けることも少なくありません。今後は、これをさらに進め、各社モジュールの品質検査を広くお受けしていく方針です。私たちの社名・アンフィニは、フランス語で“無限の可能性”を意味する言葉。再生可能エネルギーの限りない未来に向けて、どこまでも歩み続けます。

Profile

アンフィニ株式会社 常務取締役

小寺直人氏


取材・文/廣町公則

『SOLAR JOURNAL』vol.23より転載

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