これが日本最大の風力発電所だ!出力80MW/年間発電量1億5000万kWh
2018/01/30
新たな局面を迎えた風力発電。欧米や中国では既に基幹電源としての地位を確立し、日本においても飛躍に向けた準備が着実に進められている。今回は日本最大の風力発電所である新青山高原風力発電所をご紹介する。
出力80MW
日本最大の風力発電所
欧米や中国に比べれば、まだまだ少ないとはいえ、大規模な風力発電所(ウインドファーム)が日本でも着実に増え続けている。
新青山高原風力発電所は、今年2月に全面運転を開始した国内最大出力となる風力発電所だ。
その規模は、出力80MW。1基あたり2MWの大型風車(日立製作所製)が40基も立ち並ぶ。年間予想発電量は、1億5000万kWh。一般家庭およそ4万4000世帯分の年間電力使用量に相当する。
風車の設計には、もちろん「日本型風力発電ガイドライン」が活かされており、強風・乱流・雷に対しても高い安全性が保たれている。山並みと風車が美しく調和した景観は、青山高原の新たな魅力ともなっている。
写真提供 : 永尾 徹
撮影協力 : 株式会社青山高原ウインドファーム(三重県)
取材・文/廣町公則
『SOLAR JOURNAL』vol.23より転載