【最新】前年比87%に減少!? 太陽電池出荷統計をJPEAが公表
2018/03/12
太陽光発電協会(JPEA)が、2017年度第3四半期の太陽電池出荷統計を公表。これまでと比較して、業界の市場動向はどのように変化しているのか? 最新の結果に注目だ。
JPEAが太陽電池出荷統計の
最新版を公表
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)が集計する、太陽電池の出荷統計。その最新版として、2017年度第3四半期にあたる、2017年10月~12月の結果が公表された。
今回の調査によると、2017年度第3四半期における太陽電池モジュールの総出荷量は1,499MWで、第2四半期を若干上回るものの、前年同期比で見ると87%に減少している。
セルの総出荷量は393MW(前年同期比70%)、モジュールの国内出荷量は1,327MW(同82%)と、いずれも前年同期を下回ったが、海外への出荷は171MW(同179%)で第2四半期、前年同期よりも増加する結果となった。
国内外企業の
出荷・生産対比は?
モジュール総出荷量のうち、日本企業は900MW(同98%)でほぼ前年同期並みになったが、外国企業は599MW(前年同期比75%)と前年同期を下回っている。
「日本企業:外国企業」の出荷比は「60:40」、「国内生産:海外生産」の比は「34:66」で、第2四半期及び前年同期並みだった。
また、用途別で見ると住宅用途は309MW(前年同期比102%)だったが、全体の8割を占める非住宅が1,018MW(前年同期比77%)と前年同期を大幅に下回った。非住宅用途の内訳は一般事業用途399MW(前年同期比85%)、発電事業用途619MW(同73%)という結果となった。
FIT価格低下の影響を受け、市場が大きく変わり始めている太陽電池。今後の動向にも注意が必要だ。
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