編集部からのお知らせ

「体力」を「電力」に――。“系統連系”できる自家発電型フィットネスバイク

コロナ禍の長期化を受けて、自宅などで運動を楽しむ機運が高まる中、ペダリングで生まれる運動エネルギーを電力に変換する自家発電型フィットネスバイクを開発・提供する企業がある。風況観測機器の開発・販売などを手掛けるインター・ドメイン(神奈川県横浜市)だ。

運動エネルギーを電力へ変換
配電線に系統連系

「体力発電」は自宅や公共施設、スポーツクラブの配電線に系統連系。利用者がペダリングすると、「体力発電」そのものの省電力・省エネが実現する。また変換した電気をスマホやタブレット、パソコンに充電することも可能だ。

デザインはフィットネスバイクと、ヨーロッパの上質な材料を用いたベンチという2つのタイプを展開。ベンチのタイプは再生可能エネルギーや健康・運動への関心を呼ぶ広告として、そしてオブジェクトとしても活用できるだろう。

例えば、「体力発電」で約3分間ペダリングすると、温水シャワー約1回分の電力を生み出すことができる。約1時間のペダリングなら、70Wほどを発電できる計算で、地上デジタルテレビの視聴なら約50分間、扇風機なら約1時間20分の使用が可能だという。

“発電量”を比べながら
SNSなどで自由に競争

「体力発電」は個人やグループの単位で、発電量を指標に、楽しみながら競争することができる。発電量はインターネットでリアルタイムでモニターでき、遠隔地から競争に参加することもできる。過去のログ(データ記録)に基づいて、1日単位や1週間単位でも運動(発電)量を競うことも可能だ。

また、会員制交流サイト(SNS)などで仲間を募った自由競争や、運動量のリレーや道路を想定したロードゲームなどにも発展することも可能。ペダリング(発電)中にモニター上に衣類などのスポーツ用品や食品・ドリンクといった広告を表示できる。

エクササイズで発電できる「体力発電」は、人と地球に優しい画期的なフィットネスマシンといえるだろう。

※「体力発電」はインター・ドメイン株式会社の登録商標

DATA

インター・ドメイン株式会社


文:山村敬一

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【 参加受付中!】2024年7月25日(木)「第30回PVビジネスセミナー」
  2. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  3. 環境省地球温暖化対策事業室に聞く! 脱炭素化の課題とその乗り越え方
  4. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  5. 経産省、部分供給の見直し案「分割供給」を今年10月にも導入か。既存のオフサイトPPAへの影響は?...
  6. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  7. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  8. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  9. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
  10. 世界で躍動を始めた、蓄電池の持つ再エネ拡大のパワー
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ