太陽光イベント

加速化する脱炭素への流れを読む 第22回PVビジネスセミナーをレポート!

「太陽電池サプライチェーンの動向」
株式会社資源総合システム 企画部長 首席研究員 貝塚泉氏

──EUがロシアからの化石燃料に依存しない方針を明確にし、欧州の再エネ株が反発。再エネは脱炭素のためだけでなく、脱ロシアの観点からも重要性を高めている。輸送コストと出荷遅延については、引き続き注視が必要。

「モジュールメーカーの今後の役目」
ライセンエネルギー株式会社 社長 呉建鋒氏

──シリコン不足による原材料費の継続上昇、物流費用の高騰が更に深刻化、生産・出荷の不安定化と円安進行により厳しさが増している。より経済性に優れた製品開発を行うとともに、工場分散などによるリスクヘッジも求められている。

「GoodWe Japanの製品と将来の展望」
GoodWe Japan株式会社 代表取締役 中井久人氏

──自家消費・蓄エネシステムなど豊富なラインナップで、これからのニーズに対応。専任の受付センターを開設し、必要に応じて技術担当者を派遣。全国約160ヶ所にサポート拠点を設けるなど、国内サービス体制を強化している。

「脱炭素社会促進へ向けたソリューションの創造」
華為技術日本株式会社(ファーウェイ) デジタルパワー事業本部 渡邊篤氏

──再エネ導入に伴う課題に応えていくことが重要。系統安定性のために大型の産業用蓄電システムを、工場・ビルのピークシフのために中型の産業用蓄電システムを開発した。住宅用蓄電システムは、BCP対策に役立つものともなっている。

「太陽光施工の業務効率化を実現!ANDPADを活用した施工/経営DX」
株式会社アンドパッド 第一事業本部 第三部 2グループ マネージャー 浦上浩輔氏

──現場の効率化から経営改善まで一元管理できるクラウド型建設プロジェクト管理サービスを提供。徹底したユーザー目線の開発と運用習慣化までのサポートでDXを成功に導く。利用社数130,000社超、ユーザー数は330,000人を突破した。


懇親会の様子。登壇者に直接質問をしたり、参加者同士で明日のビジネスを語り合ったり、リアル会場ならではのネットワーキングに花が咲いた。


取材・文・撮影:廣町公則

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