世界発初飛行は2018年、太陽光発電で宇宙旅行が実現!?
2017/02/16
民間人も参加できる宇宙旅行が現実味を帯びて久しいが、この度スイスのプロジェクトチームが太陽光発電を利用した成層圏への旅の計画を発表。燃料を使わないエコエネルギーを使った宇宙旅行の実現も近い?
太陽光のみ、燃料は一切不要
宇宙を間近に感じる旅へ
昨年7月、太陽光発電を利用した飛行機で世界初の世界一周を達成したスイスのプロジェクトチームが、今度は同様の飛行機で成層圏への到達を目指すことを発表した。
全長8.5メートル、翼長25メートル、重さ450キログラムの二人乗り「SolarStratos(ソーラーストラタス)号」には、両翼の上に合計22平方メートルに及ぶソーラーパネルが搭載されており、燃料は一切使わず太陽光発電のみで飛行することが出来る。
最高到達高度は2万5千キロで、大気層の上にある成層圏(高度1万~5万キロ)に到達することが可能だという。
2018年の初飛行を目指す計画
宇宙旅行の新たな選択肢に?
Mission SolarStratos(ミッション・ソーラーストラタス)と名付けられた今回の計画では、成層圏まで約2時間、上空での滞在時間約15分、そして地上まで3時間の合計約5時間のフライトが予定されている。
テスト飛行は既に今月からスタートされ、来年2018年には世界初の試みとしての実現を目指している。
既に民間人も参加できる宇宙旅行の計画が数社によって進行中だが、私たちも参加でき、かつ地球にも優しい太陽光発電を利用した飛行機での宇宙への旅も、そう遠くない未来に実現されそうだ。
文/エギザバル貴保