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ライセンエネルギー社長にインタビュー 最先端の技術力で日本の太陽光発電市場・脱炭素化に貢献

先進の技術と多様な製品ラインナップで、太陽光発電市場の可能性を拓きつづけるライセンエネルギー。マレーシアに新工場を設けるなど、コロナ禍にあっても、その勢いは止まらない。昨年から日本支社を率いている鎌田康史社長に、太陽光発電への想いを聞いた。

メイン画像:ライセンエネルギー株式会社 社長 鎌田康史氏

東日本大震災の夜
暗闇を歩きながら考えた

「太陽光発電業界に入ったのは、今から10年ほど前のことになります。きっかけは東日本大震災でした。当時私は天王洲アイル(東京)の会社に勤めていたのですが、帰りの電車が止まっていて、真っ暗な道を自宅まで歩いて帰ったのを覚えています。その後も大規模な停電や計画停電が続き、エネルギーの重要性を痛感しました」(鎌田氏)。

それまではアメリカ系の半導体商社に勤務していた鎌田氏だが、東日本大震災の経験を通して、災害に強いエネルギーシステムの構築に関わっていきたいと強く思ったという。それからの鎌田氏の動きは速かった。

まず、中国系太陽光パネルメーカーの日本法人設立に参画し、固定価格買取制度(FIT)のスタートを迎えた。その後、別の中国系メーカーの日本法人代表となり、太陽光発電の普及に尽力。日本市場のさらなる強化を目指すライセンエネルギーから、日本法人の社長として、白羽の矢を立てられた。

日本のニーズに合わせた
幅広い製品ラインナップ

ライセンエネルギーは、世界17ヶ国の拠点に8000人の従業員を擁する中国有数の太陽光発電企業だ。太陽光パネルの製造から案件開発、EPCまで幅広く手掛け、各国プロジェクトへの参画実績は5000件以上にのぼる。日本法人設立は2017年とけっして早かったとはいえないが、優れた製品クオリティは高く評価されており、パフォーマンスを重視するユーザーからの信頼はあつい。

現在、同社が日本で展開する太陽光パネルの主なラインナップは、大型210mmセルを採用したTITAN(タイタン)シリーズと、両面発電パネルのSieger(シーガー)だ。

TITANシリーズは、本誌前号でも紹介したとおり、業界最大サイズの210mmセルを採用し、高い発電効率を安定的に得ることを可能にした単結晶PERCモジュール。最大出力610Wモデルを筆頭に、スリムな形状の550Wモデル、コンパクトで狭い場所にも設置できる405Wモデルの3タイプがそろう(本誌vol.37参照)。

一方のSiegerは、ヘテロ接合(HJT)技術により、さらなる超高効率を実現した両面発電モデルだ。裏面からの採光も発電に活かせるので、表面の定格出力に対して、最大30%程度の出力向上を図ることができる。

多様なパネルラインナップで日本市場のニーズに応える


高パフォーマンスと優れた施工性を両立

● RSM40-8-405M
最高出力405W


● RSM110-8-550M
最高出力550W


● RSM120-8-610M
最高出力610W



ヘテロ接合により裏面の光も活かす

● HJT両面発電パネル

脱炭素社会の実現に向けて
蓄電池の可能性を追求

さらに現在、ライセンエネルギーは、日本市場への蓄電システム投入に向けても動いている。「いま日本が国を挙げて進めようとしている脱炭素社会を実現するためには、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーのさらなる導入拡大とともに、蓄電システムを普及させていくことが不可欠です。とくに自然変動電源とされる太陽光発電にとっては、自家消費のためにはもちろん、系統安定化のためにも欠かせない存在となってきます。

ライセンでは、2018年に中国の蓄電池メーカー・SYLバッテリーを完全子会社化し、蓄電池部門を強化しました。各国の規格に合わせた製品を提供し、それぞれの蓄電池ニーズに応えています。まもなく日本にも、100kWから1MW以上まで対応可能な、まったく新しい産業用蓄電池を投入する予定です」(鎌田氏)。

太陽光パネルから蓄電池までトータルなラインナップで、日本社会の脱炭素化をサポートしていく考えだ。

大型蓄電システムを日本市場に投入


自家消費から系統安定化まで多様なニーズに対応する先進の蓄電池。

コロナ禍にも負けない
エネルギー産業であるために

新型コロナの感染拡大により世界経済の低迷が続くなか、ライセンエネルギーは着実に生産能力を高めている。新しい工場もマレーシアに建設し、まもなく動き始める予定だという。現在、同社の生産能力は13GWを超えるが、マレーシア工場により、さらに最大2GWがプラスされることになる。

「太陽光発電は、電力系統が絶たれても電気を供給し続けることのできる電源であり、非常時にこそ底力を発揮するという側面も有しています。いま、コロナ禍という世界的な非常時ですが、ここで足踏みをしているわけにはいきません。アフターコロナの新時代に向けて、私たちはこれからも、地球のため、人類のため、そして日本の未来のために、太陽光の発展に尽力してまいります」(鎌田氏)。

世界各国で太陽光の導入拡大に尽力


世界17ヶ国を拠点に、これまで5000件以上のプロジェクトに参画。

問い合わせ

ライセンエネルギー株式会社
東京都中央区京橋2-12-2 NEWSX 8階
TEL:03-3538-3533


撮影:松尾夏樹
取材・文:廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.38(2021年夏号)より転載

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