注目キーワード

編集部からのお知らせ

再エネ率100%目前! コスタリカに世界が注目!

コスタリカは自然エネルギー100%達成に向け、着実に自然エネルギー開発を進めており、去年実績で99%と達成目前だ。2021年を達成目標としていたので、数年前倒しでの達成が確実視されている。

 

カーボンニュートラルを目指す
大胆な国家ビジョン

中米に宝石のように光り輝く国がある。人口500万人にも満たない小国、コスタリカだ。コスタリカは1949年以後、常備軍を持たずに平和を維持してきた平和国家で、生物多様性のホットスポットといわれるほど豊かな自然を有すため、世界中からエコツーリストを惹き付ける環境立国となっている。

コスタリカを環境立国にすると明確に国家目標として発表したのはノーベル平和賞受賞者でもあるオスカル・アリアス大統領(当時)だ。彼は2007年7月6日に「自然と共にある平和」宣言を行い、2021年までに世界初のカーボンニュートラル国家を目指すという大胆な目標を掲げたのである。そして、自然エネルギーで100%電力を供給すことが国家目標となっていく。

sj_cos20161209_001

自然エネルギーで100%発電を
2015年にほぼ達成!

去年末、世界中を驚きのニュースが駆け巡った。コスタリカが2015年実績で、電力の99%を自然エネルギーで発電しており、自然エネルギー100%移行をほぼ達成したというのだ。今年も好調で、例えば2016年7月は自然エネルギー100%を達成している(コスタリカ電力公社(ICE)発表)。内訳は、水力が74.9%、地熱が12.9%、風力が12.19%でこの3つでほとんどの発電を行っている。2016年通年での実績はどうなるのか、世界の注目が集まっている。

sj_cos20161209_002

 


関根 健次
ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役
一般社団法人 国際平和映像祭 代表理事

映画市民上映サイト「cinemo」
YouTube

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 太陽光発電・蓄電池を全世帯に 藤沢市の進化を続けるまちづくり
  2. 【参加無料】10月6日(金)「第27回PVビジネスセミナー」~ 国の政策動向と蓄電池・PPAの先進事例 ~...
  3. 発電側課金、割引相当額の検討が大詰め。一般送配電各社がこの秋にも公表へ...
  4. 快進撃を続けるドイツの太陽光発電の課題、日本でも参考となるその対策とは...
  5. 発電側課金、全国の年間合計額は3856億円。この秋にも正式な課金単価発表へ...
  6. 経産省、蓄電池供給網の強靭化に重点配分 2024年度概算要求
  7. 2022年度からの「オンライン代理制御」で何が変わる?  低圧含め5エリアで開始か...
  8. 「ノンファーム型接続」とは? 再エネ拡大のカギ握る送電ルール見直し
  9. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
  10. 生活者の脱炭素を「自分ゴト化」、日本総研が産学連携の創発型コンソーシアムを設立...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.46 | ¥0
2023/7/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ