【PV EXPO】N型軽量モジュールで存在感を放つDAS Solar! 最軽量は驚きの4.2Kg/㎡
2025/02/21
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2025年2月19日、『第20回国際太陽光発電展』が東京ビッグサイトで開幕(21日まで開催)。DAS SolarのブースにはN型軽量モジュールの新製品が登場し、DAONシリーズやDAS-WH108TAなどの注目製品も出展者や観客の関心を集めていた。
日本の市場に合わせて開発
高効率モジュールを展示
2022年に日本政府が発表した『環境・循環型社会・生物多様性白書』によれば、2030年は日本の脱炭素化に向けた重要な年になる。温室効果ガスの排出量を大幅に削減する新たな目標を達成するため、太陽光発電の割合を約14~16%にするとしている(再生可能エネルギーの導入目標は36~38%)。さらに白書は、再生可能エネルギーを最大限活用することを謳い、『2050年カーボンニュートラル』の達成を掲げている。
一方で日本は、エネルギー資源が比較的乏しく、海外頼りの構造がエネルギーの安全保障に懸念を生じさせている。懸念解消の期待を再生可能エネルギーは担う。また、再生可能エネルギーは環境問題の解決にも大きな役割を果たせる。そうした背景もあり、太陽光発電は日本で最も急速に発展している再生可能新エネルギーの一つであり、投資家や企業は強い関心を寄せている。
ただし、日本には独自の課題がある。大規模な太陽光発電所を設置する平地が少なく、家屋や工場、そしてビルの屋根が太陽光発電設備の主たる設置場所になっている。屋根の設置には軽量化が必須、これが独自の課題である。
屋根に載せるためにも積雪対策も欠かせない
「顧客中心」を掲げるDAS Solarは日本市場の独自性をつぶさに分析し、軽量フレーム付き、及びフレームなしモジュールを開発。さまざまな状況に応えられることを心掛け、日本マーケットに合致した商品を送り出すことで日本に貢献することを目指している。今回展示されていた「500W N型軽量ハーフカットモジュール」(DAS-LF132NA、DAS-LH132NA)、「410W N型軽量ハーフカットモジュール」(DAS-LF108NA、DAS-LH108NA)、「630W DAON矩形両面ガラスモジュール」(DAS-DH132NE)、「515W DAON矩形両面ガラスブラックモジュール」(DAS-DH108NE)、「460W DAON矩形両面ガラスモジュール」(DAS-DH96NE)、「470W DBC片面ガラスN型BCモジュール」(DAS-WH108TA)などの高効率のモジュールはマーケットリサーチの結晶と言ってもいい。
見た目の美しさを追求したDAS-WH108TAの最高出力は470W(写真左端)
効率レースで存在示す
N型モジュール
太陽光発電の進歩は「高効率&高出力」な製品の開発競争と同義に近いが、そのレースにおいて優位性を発揮するのがN型モジュール。市場シェアを年々拡大する中、N型TOPCon技術のトップランナーであるDAS Solarは先駆者として競争を優位に進める。先進的な技術だけでなく、製品出荷量といった重要な指標でも業界トップクラスの数値をマークしている。
注目すべきは、今回の展示会で初めて展示されたDAS-LF132NAフレーム付き軽量モジュールとDAS-LH132NAフレームレス軽量モジュール。業界最先端のTOPCon 4.0 Plusセルは世界記録を次々と塗り替え、平均変換効率は26.7%を突破し、Voc(開放電圧)も742mVに達した。高効率、高出力、低減衰という三拍子を揃えることで優れた発電性能を実現している。しかも「ガラスなし封止技術」を採用することでモジュールの重量はわずか4.7Kg/㎡。同出力モジュールと比較した場合、50%以上もの重量削減に成功した。
軽量を追求しながら耐久性も疎かにしていない。IEC規格となる雪荷重 5400Pa、および風圧荷重2400Paをクリア。高温多湿であっても信頼性と耐久性、そして耐火性が低下することはない。点検やメンテナンスの手軽さを犠牲に頑強さを手に入れたと思われるかしれないが、ユニット構造によって「手軽と頑強」を両立させた。
業界初のN型軽量となるDAS-LF132NA(写真はフレーム付きモジュール)
圧倒的な軽量化に成功
1人でも持ち運べる
特許取得済みのフレーム設計を採用したDAS-LH108の重量はわずか4.2Kg/㎡。同じ出力のモジュール重量よりも70%以上も軽いため、1人でも簡単に運搬できる。容易な持ち運びは、モジュールの設置作業を飛躍的に効率化し、設置場所のバリエーションも広げた。
長期的な視点に立ってもDAS SolarのN型軽量モジュール製品の優位は揺るがない。12年の製品保証と25年の出力保証を提供。BOS(Balance-of-System)のコストとLCOE(均等化発電原価)の低さはランニングコストを低く抑え、長期的に安定した高効率を保つことでライフサイクルでの最大発電収益を約束する。
近年、DAS Solarは国際なプレゼンスも強化。2024年もモジュール出荷量において世界第8位を維持し、『BloombergNEF』の太陽電池モジュールメーカーのTier1にもランクインしている。それでも、先進的技術と信頼性、そして安定性を兼ね備えた品質によって顧客や業界に応えるべく、日々の研鑽を続ける。
躍進を続けるDAS Solarは、東アジア地域における重要な拠点の一つと日本を位置づけ、子会社も設立。販売や物流を含めたサービスネットワークを構築するために有力パートナーと協力し、日本市場を真に理解して顧客との結びつきを強めようとしている。将来的には、戸建住宅や工場の屋根、あるいはショッピングセンターの屋根などのプロジェクトで存在感を放ち、日本の低炭素社会化をより力強く支援する青写真を描く。
今回の展示会では、DAS Solarは株式会社電巧社と共同展示エリアを設け、製品技術を説明する特別講演や集客イベントなどを実施し、多くの耳目を集めた。来場者は技術進歩にかける情熱を感じ取ったに違いない。今後も、日本はもちろん、世界を舞台にしたDAS Solarの躍動から目を離すべきではないだろう。
圧倒的な軽量化(4.2Kg/㎡)を成し遂げたDAS-LH132は設置可能場所を広げる
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Das Solar
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取材・文/井上直孝
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