「動き始めた」低圧蓄電所 市場をリードするGoodWe製品は、なぜ注目を集めるのか

立ち上がろうとする新市場において、低圧蓄電所への関心が高まっている。GoodWe(グッドウイ)の産業用蓄電システム「ESAシリーズ」に、いま多くの視線が注がれている。その理由は、どこにあるのか。申請パッケージの提供から、アフターサポートまで、現場の課題を解決する同社の取り組みと、技術的特性をひもとく。

【ソーラーカーポートに併設されたGoodWeのハイブリッド産業用蓄電システムESAシリーズ】

 

需給調整市場に対応
スムーズな申請をサポート

 

 

需給調整市場の開放を背景に、低圧蓄電所が本格的に立ち上がろうとしている。太陽光・蓄電池の申請が各電力会社に殺到し、処理が追いつかない状態が続いているのだ。しかし6月以降、徐々に承認がおりはじめ、案件が動き出したとする。

GoodWeの製品を用いた申請件数は、提携する代理店経由での申請を含め、間もなく1万件に迫る勢いだという。その製品とは、本誌57号で取り上げ、反響の大きかったハイブリッド産業用蓄電池「ESAシリーズ」だ。
 

GoodWeの蓄電システムは
低圧蓄電所に〝ちょうどいい〟

 
ESAシリーズは、50kWのハイブリッドパワコンと100kWhの蓄電池で構成される。低圧用にSTEP3.2対応させており、50kw以下に出力制限して使用することになる。このスペックが低圧蓄電所に最適なものと多くの事業者に判断され、今日の人気に至っている。本来の能力(50kW)をほとんど無駄にすることなく活かせるのは大きな魅力だ。

いま注目を集めているのは、このパワコンと蓄電池のセットを1つの低圧蓄電所とし、これを21ヶ所以上(推奨1バルク25か所以上)つくってアグリゲートすることで、合計1MW以上という需給調整市場への参入条件をクリアするというスキームだ。

同社は急拡大する低圧蓄電所ニーズに対応するため、出力制御証明書(定格出力50kWパワーコンディショナーを49.9kWに出力制御する際にメーカーが発行する証明書)を、最短1日で発行できる体制を整備した。あわせて、電力会社への申請に必要な資料一式をパッケージ化して代理店に提供し、電力会社側での受理率を高める工夫も行っている。

さらに先頃、複数のEMS事業者との接続・適合検証を完了したことを発表している。系統連系に関する申請には、蓄電池単体だけでなくEMSやアグリゲーターの情報を合わせて申請する必要があるためだ。GoodWeでは複数社のEMSとの接続テストを実施し、基準をクリアしたものを提携機種として案内している。同様に、アグリゲーターについても複数社の紹介が可能な体制を整えているという。
このことは、現場導入時の通信トラブルのリスクを事前に排除するとともに、電力会社への申請作業を円滑化することに貢献している。

 

 

省スペース設計と高い安全性
BCPが育んだ確かなつくり

 


自販機用の簡易基礎にも設置できる、軽量・コンパクトなハイブリッド蓄電システム「ESA」

 
実は、GoodWe ESAシリーズは、初めから低圧蓄電所向けに開発された製品ではなかった。開発の出発点は、需要家設置蓄電池として、BCP対策を念頭に置いたものだったと同社は明かす。

底面1㎡の省スペース設計も特長で、重量1.4トンと軽量であることから運搬・設置も容易だ。防災対策も強化されており、消防法に対応した6層消防安全保護設計を採用する。防塵防滴性能に優れた、外壁厚2.5㎜超の高強度キャビネットも、屋外使用での安心感を高めている。
 

太陽光併設にも打ってつけ
DCリンクで高効率運用

 
GoodWeでは、ESAシリーズを太陽光併設蓄電池として運用することも提案する。新設案件はもちろん、既存の太陽光発電所をFIP転換する際にこれを導入すれば、運用次第で大幅な収益アップを期待することができる。

ESAシリーズのハイブリッドパワコンは、同蓄電池を最大4台まで接続可能。ハイブリッドパワコンを増やせば、最大10台のパワコンを並列運転することができる。
つまり、全体容量を100kWhから4MWhまで拡張できるというわけだ。柔軟性の高いシステム構築が可能なので、大容量の太陽光と長時間の蓄電池運用を両立するシステムも設計しやすいという。

また、ESAシリーズが太陽光併設蓄電池に向いている理由として、「DCリンク方式」をとっていることも挙げられる。DCリンクは太陽光パネルで発電した直流(DC)の電力を、交流(AC)に変換せずに、そのまま蓄電池に充電することができる。そのため変換ロスが少なく、エネルギーを効率的に活用することができる。発電した電力がピークカットされることもなく、全量を無駄なく運用することが可能だ。
 

現場作業も保険でカバー
蓄電池市場の明日に向けて

 
蓄電池が電力インフラとして定着するなか、プロの現場が求めるのは、運用期間を通じた確実な保守体制だ。「導入後のサポートへの懸念」に対し、GoodWeは日本市場に即した独自の保証スキームを構築することで、これを払拭している。

同社は日本のサポートパートナーと提携し、独自の延長保証サービスを提供している。特筆すべきは、これまで有償が一般的だったオンサイト(現地)での保守対応費用を、保険スキームの活用によってカバー可能にした点だ。故障発生時の取り外し、取り付け、再設定といった作業も日本パートナーとの協業で賄える。

また、サイバーセキュリティ対策においても、脆弱性の温床となり得る汎用通信ポートを排除し、信頼性の高いRSー485通信に一本化した専用設計を採用。JCーSTAR適合ラベル取得済みの国内EMSメーカーと緊密に連携し、システム全体でのセキュリティ要件適合に努めている。

今後の展望についてGoodWeは、単なる機器供給メーカーの枠を脱し、パートナー企業とともに、蓄電池市場の健全な発展に貢献していきたいと強調する。同社の取り組みが、日本のエネルギー業界に何をもたらすことになるのか、関心は尽きない。
 

 

問い合わせ


GoodWe Japan株式会社
東京都中央区日本橋小舟町8-6 
H1O日本橋小舟町6F
TEL:03-6231-1232


取材・文/廣町公則

【DX JOURNAL vol.1】より転載

Sponsored by GoodWe Japan株式会社

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