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アリアナ・グランデが語る、地球の環境保全にも繋がるヴィーガンという選択

日本語を学ぶほど大の親日家であるアリアナ・グランデは、ヴィーガンとしても有名。肉や魚だけでなく、牛乳や蜂蜜など動物から得る食品を一切口にしない彼女の選択は、環境問題への取り組みの一助にもなっている。

リル・ディッキーのコラボ曲で
地球の危機に警鐘

昨年1月に「セブン・リングス」をリリースし、曲にちなんだタトゥーを彫るも「七つの指輪」とするところを「七輪」と彫ってしまい、ヴィーガンなのに日本のバーベキューグリルのタトゥーを入れた! と揶揄され話題となったアリアナ。超赤面な経験をしてしまった彼女だが、4月22日のアースデーにちなんで発表された、地球温暖化に警鐘を鳴らす曲にゲスト出演して好印象を作り挽回した。

アリアナが参加したのは、昨年の4月19日に発表されたリル・ディッキーの曲「アース」。ジャスティン・ビーバーやエド・シーラン、ケイティ・ペリー、マイリー・サイラス、韓国のPsyなど有名アーティストが多数コラボして話題となった同曲は、地球への愛を通して環境破壊による地球の危機を訴える内容。アニメーション仕立てのプロモーションビデオでは、映画『タイタニック』の有名なシーンをオマージュし船首のデッキにレオナルド・ディカプリオが青い地球を抱えて立ち、地球がどんなに危険な状態にあるかを、リルらしいユーモアを交えて紹介している。ちなみにアリアナはシマウマで登場している。

ヴィーガンという選択と
環境保護への思い

マクロビの日本食でヴィーガン生活を送るアリアナ。肉やチーズを食べるイタリア系で育った彼女がヴィーガンを決心したのは2013年。ツイッターでヴィーガン宣言をした。理由は「私は人間よりも動物が好きなの。ふざけているワケじゃないわ。すべて植物性のものを食べることで寿命も長くなり、よりハッピーな人になれると強く信じているから」だそう。

ヴィーガンという選択は地球の環境保全にも繋がる。畜産業がもたらす環境への影響は甚大で、国連食糧農業機関の発表では、家畜動物が排出する温室効果ガスは、全世界の交通機関のものを40%も上回るという。また、1kgの牛肉を生産するには1万3000Lもの水が必要だが、同量のトウモロコシなら約500Lだけ。アマゾンの熱帯雨林破壊の90%以上が畜産のためだともいわれる。

世界でただ1人がヴィーガンになっても効果は小さいが、アリアナのような有名人がヴィーガン宣言をすることで、ファンも追随すれば……。まったく肉を食べないというのは辛いかもしれないが、肉は1日1食だけとか、肉食を週休2日にすれば、地球への恩返しができるのではないだろうか。


取材・文/はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.35(2020年秋号)より転載

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