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【台風19号】水没した太陽光パネルは感電の危険性あり 処理する際の注意点は?

台風により浸水や破損した太陽光発電の設備に近づくのはとても危険だ。復旧作業などで、やむを得ず近づいたり触れたりする場合は、ゴム手袋やゴム長靴を使うなどリスク管理を徹底してほしい。

※本記事は、2018年7月18日に公開した記事を再編集したものです。

太陽電池モジュールは
光が当たるだけで発電する

太陽光発電は、設備が浸水などで破損してしまっても、太陽電池モジュールに光が当たれば、それだけで発電する。そのため、設備の破損した箇所などに不用意に触れてしまうと、感電の危険性がある。

同様の理由で、太陽電池モジュールが川などに流れてしまったり、放置されている場合などにも注意が必要だ。太陽電池モジュールを処理する際には、ブルーシートなどで光が当たらないように覆うか、パネル面を地面に向けるなどして、慎重に作業してほしい。



さらに、水が引いたあとでも、集電箱やパワーコンディショナの内部に残った湿気などによって、感電や発火の恐れがある。

復旧作業などの際には、決して素手でさわったりせずに、ゴム手袋やゴム長靴を使うなど、十分に注意してもらいたい。

豪雨の被害を受けた太陽光関連事業者の方は、経産省やJPEAが過去に発表している、下記の対応方法を参考に対応して欲しい。

参考資料

●経済産業省:水没した太陽電池発電設備による感電防止についてのお願い
●JPEA:太陽光発電設備の水没による感電防止及び、被災設備の点検・撤去に関する手順・留意点について

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