製品・サービス

ジンコのN型フラッグシップモデル「Tiger Neo」。屋根置きや営農型太陽光発電に

新製品「Tiger Neo」にはN型TOPCon技術が用いられ、モジュールの最高変換効率は22.3%。高効率であるだけでなく、高温の環境下でも高いパフォーマンスを発揮する。設置スペースが限られる日本市場にうってつけの新モデルだ。各地で続々と採用されている。

市場にマッチした新製品
高温地域でもパワフルに発電

この3月末で、ジンコソーラーの太陽光パネル出荷実績は全世界で100GWに達した。世界全体における太陽光発電の導入量の1割近くに相当する量だ。さらに、今年から量産体制に入った新製品「Tiger Neo」の登場によって、同社の世界でのプレゼンスは一層高まっている。

ジンコソーラーの「Tiger Neo」は、N型TOPCon技術を用いた新たなフラッグシップモデル。モジュールの最高変換効率は22.3%、最大出力は620Wと高効率、高出力だ。設置スペースが限られ、EPCコストの高い日本市場に最適な製品として注目される。すでに中国では、メガソーラー規模の屋根置き案件など複数のプロジェクトへ導入された実績をもつ。

「Tiger Neo」シリーズは、温度係数がマイナス0.30%/℃と従来のP型モジュールより低いのが特長。温度係数とは、温度が1℃上がるごとに出力が低下する割合を示したもので、一般的なP型モジュールではマイナス0.35%/℃だ。つまり「Tiger Neo」シリーズは、より温度の影響を受けにくく、高温の地域でもしっかり発電できる

さらに、卓越した抗LIDとLeTID性能も有する。太陽光モジュールの運用開始時に、一時的に性能が低下する現象をLID(光誘起劣化)やLeTID現象といい、長年の課題とされてきた。「Tiger Neo」シリーズの光誘起劣化率は約1%と、一般的なP型モジュールの半分だ。

「Tiger Neo」シリーズは、中国広西省での100MWの営農型プロジェクトにも採用された。ジンコソーラーが、発電収益の向上と農業のグリーン化を力強くリードする。

優れた耐久性と温度係数で
様々な条件に対応


中国海南省東方市の10MWの屋根置き案件に採用された「Tiger Neo」。設置可能なスペースの限りのある屋根置きでもしっかり発電し、投資回収期間の短縮に貢献する。

 


「Tiger Neo」の両面発電タイプの採用が今年3月に決まった、中国広東能源の100MWのプロジェクト。より低いコストでたっぷり発電するという特長が、導入の決定打になったという。

 

DATA


Tiger Neo
従来の単結晶PERCと比べ、変換効率が5〜6%、発電性能が3〜4%向上した「Tiger Neo」。一般的なP型モジュールより温度の影響を受けにくく、高温地域でも安定した発電が期待できる。

最大出力:620W
最高変換効率:22.30%

問い合わせ

ジンコソーラージャパン株式会社
(東京)
東京都中央区京橋2丁目2番1号 京橋エドグラン9階
TEL:03-6262-6009
FAX:03-6262-3339

(大阪)
大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13号 大阪国際ビルディング31階
TEL:06-7663-1556
FAX:03-6262-3339


文:山下幸恵(office SOTO)

SOLAR JOURNAL vol.41(2022年春号)より転載

Sponsored by ジンコソーラージャパン株式会社

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【 終了】2024年4月23日(火)「第29回PVビジネスセミナー」~ 市場動向/PPA・蓄電池の最適化モデル ~...
  2. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  3. 【受付中】5/28火 ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  4. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  5. 市場運用者・広域機関に聞く、長期脱炭素電源オークションが目指すものとは?...
  6. 【2024年太陽光ビジネス】再エネは「長期安定電源」になる! 事業環境の整備に必須のリパワリング...
  7. 経産省、新電力ビジネスの経過措置「部分供給」の見直し案 オフサイトPPAへの影響は?...
  8. 太陽光発電所の盗難被害が急増 外国人グループの犯行か
  9. 【地域共生成功モデル紹介】ゼロカーボンビレッジ創出&市民参加型の取り組み...
  10. 東京都の2024年度系統用蓄電池導入事業 特高5件、高圧6件を採択予定
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.48 | ¥0
2024/01/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ