編集部からのお知らせ

2020年小型風力の価格が大幅下落! 55円から20円へ

20kW未満カテゴリー撤廃
経過措置は7月末契約締結まで

小型風力発電(20kW未満)のカテゴリーが取り払われた背景には、FIT認定量の増加にも関わらず、発電コストがなかなか下がらないという状況がある。調達価格等算定委員会によると、資本費は低減傾向を見せず、運転維持費は想定値よりも高い。さらに、今後も大きなコス低減が期待できないことから、「FIT制度からの将来の自立化を見通すことは困難」と判断された。

ただし、既に土地の確保等の必要な手続を済ませており、残るはFIT申請手続を控えるのみといった段階にある案件が存在することから、一定の経過措置は設けられる。具体的には、FIT認定の申請および接続契約の申込みが2018年2月末までに完了しており、2018年7月末までに接続契約の締結が確認できた案件に限って、2017年度の価格で買い取るというものだ。

※調達価格等算定委員会:FITの調達価格等を審議する経済産業省の有識者会議。資源エネルギー庁が事務局を務める。


取材・文/廣町公則

『SOLAR JOURNAL』 vol.25より転載

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2018/03/15 | 編集部からのお知らせ

小型風力のFIT区分撤廃に批判噴出

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