太陽光発電

アメリカでは「追尾型架台」が多数派! 5MW以上のメガソーラー調査

ローレンス・バークレー国立研究所が、アメリカの事業用太陽光発電を調査。5MW以上の大規模メガソーラーでは、シリコン・薄膜ともに、追尾式架台が多数派となっていることが明らかになった。

590ヶ所の事業用太陽光
約20GWの調査レポート

アメリカの事業用太陽光発電市場を分析したレポートが発表された。発表したのは、ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)だ。

レポートでは、2007~2017年までに設置された5MW以上の事業用太陽光発電について調査。対象となった発電所の数は590ヶ所、合計発電容量は20,515MWとなっている。

興味深いのが、太陽電池モジュールを設置する「架台」の種類についての調査。架台を追尾式と固定式、モジュールをシリコンと薄膜とに大別して、以下の4種類に分類した。

●追尾式・薄膜(Tracking Thin-Film)
●追尾式・シリコン(Tracking c-Si)
●固定式・薄膜(Fixed-Tilt Thin-Film)
●固定式・シリコン(Fixed-Tilt c-Si)

これらの4種類ごとの導入容量を調査。その結果が、以下のグラフだ。


出典:ローレンス・バークレー国立研究所

シリコンでは2013年以降は追尾式のほうが主流となっており、薄膜でも2015年以降は追尾式が半数を超えているのだ。

追尾式架台は、モジュールの角度を時間や季節に合わせて変えることで、太陽の光を常に最適な入射角で受けられるため、発電量を大きく増やせるのがメリット。その一方で、駆動部分が増えるために故障の可能性やメンテナンスの手間も増えるリスクがある。

DATA

Lawrence Berkeley National Laboratory(英語)

関連記事

アクセスランキング

  1. 再エネ先進国は、蓄電池導入コストが電力料金を下回る「蓄電池パリティ」へ
  2. 今さら聞けない! 仮想発電所(VPP)とは?
  3. なぜ日本で洋上風力が広まらないのか? 参入における2つの障壁とは
  4. 欧州一の売上を誇るSonnen社の蓄電池システムとは?
  5. これが日本最大の風力発電所だ!出力80MW/年間発電量1億5000万kWh
  6. 地域を潤す再エネ事業「シュタットベルケ」の神髄がここに!
  7. 風車の種類は大きく2種類!? 風力発電入門講座
  8. 大企業も注目! 岐阜県のバッテリーシェアリング 「働こCAR」とは?
  9. JPEA、破損した太陽光パネルを適正処分できる企業一覧を公表
  10. 順風満帆ではない“再エネ先進国”ドイツの苦境(前編)

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.32 / ¥0
2020年1月31日発行

お詫びと訂正

  ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ 太陽光業界最新ニュース