日本の洋上風力発電、導入量1000万kWは達成可能か?

福岡県北九州市の響灘(ひびきなだ)で活発化している風力発電。この裏には、欧州の先進港の存在が大きい。様々な課題がある中で、日本の風力発電はどうなっていくのか? NPO法人・国際環境経済研究所理事の松本氏に話を伺った。

北九州で風力発電が活発化
導入量を増やす実験と課題

福岡県北九州市の響ひびきなだ灘という関門海峡の北西に広がる海域で、風力発電が活発化しています。北九州市では、響灘地区が持つポテンシャルを活かして、「風力発電関連産業の総合拠点」の形成を目指し2010年度から「グリーンエネルギーポートひびき」という事業を推進しています。

これをさらに進めるべく、北九州市は昨年8月から、数十基の洋上風車を設置し運営する事業者の公募手続きを始めました。そして今年2月、九州電力の子会社である九電みらいエナジーを代表企業として、電源開発、北拓、西部ガス、九電工からなるコンソーシアム「ひびきウインドエナジー」を優先交渉者に選びました。

同コンソーシアムの計画によれば、風車は最大44基設置し、総出力は約230MWになる見込みです。総事業費は1750億円程度とされ、一大事業になります。

この計画にはいくつかポイントがあります。欧州の先進港をモデルとした仮組み立てと事前点検の拠点を設置し、ヤードオペレーターの事業を創出して風車積出拠点を形成すること。また、建設から設置の各段階で地元企業を積極的に活用して、地元の部材採用により地元企業に貢献するといったことです。

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