編集部からのお知らせ

経産省主導 浮体式洋上ウィンドファームに国力注ぐ

着々と洋上風力発電の普及を進める世界の国々。日本は洋上風力では一歩出遅れた格好だ。風力発電の大海原に漕ぎ出す日本の未来は? 日本風力エネルギー学会・石原孟氏に聞いた。

浮体式洋上風力に
大きな期待

洋上風力には、海底に風車を固定する着床式と、風車を浮体として海に浮かべ、チェーン等で海底に係留する浮体式がある。遠浅の海岸の多いヨーロッパでは、これまで着床式が一般的だったが、海が急に深くなる日本の沿岸では、浮体式の方が、より大きなポテンシャルを秘めている。
「浮体式については、経産省主導による『福島浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業』(http://www.fukushima-forward.jp/)など、国も力を入れています。学会としても日本の浮体式を国際競争力のあるものにできるよう、尽力していきたいと考えています」と、石原氏も熱く語る。世界には一周遅れの感もある日本の風力発電だが、その可能性はどこよりも大きいのかもしれない。

風力大航海時代
→ 第1弾はこちら
→ 第2弾はこちら
→ 第3弾はこちら
→ 第5弾はこちら


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.22(2017年夏号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 地域の合意形成を伴走支援 再エネ導入の新たなモデルに ~ 宮城県 再生可能エネルギー地域共生促進税条例を施行 ~...
  2. 【申込受付中!】12/10東京開催!「系統用蓄電池ビジネス」セミナー 蓄電所市場で勝ち抜くヒント...
  3. 瓦屋根を再現したJackery社の太陽光パネルが2024年度グッドデザイン賞を受賞...
  4. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  5. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  6. 【産総研】世界初となるペロブスカイト太陽電池自動作製システムを開発‼ 開発スピードを飛躍的に向上できる...
  7. ハンファジャパンが新製品「Re.RISE-G3」を発売!トークショーにヒロミさんが登壇し一日アンバサダーに就任...
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  10. 業界初!「市場連動型」充放電サービスと連携したポータブル電源の実証販売開始...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ