デルタ電子が電力マネジメント分野でも! 日本の太陽光拡大へ貢献
2020/02/13
FITの抜本的見直しや住宅用の卒FITを控え、日本市場に新しいトレンドが芽生え始めつつある。DeltaのRaymond Lee氏は、日本市場の将来をどのように見ているのだろうか。
成熟した日本市場の太陽光拡大に
電力マネジメント分野でも貢献
今後、日本における太陽光発電の設置容量は、市場の成熟に伴って徐々に落ち着きをみせるでしょう。しかし、太陽光発電の余地はまだまだ大きく広がっています。私達デルタ電子は、太陽光発電用パワーコンディショナにおいて、グローバルで10年の歴史を有し、分散型システムのパイオニアでもあります。この5年間、日本のマーケットに適した製品を提供できるよう、尽力してまいりました。
当社製品の特徴は、すぐれた耐塩害性・高変換効率・筐体のコンパクトさにあります。日本におけるパワコンの累計出荷量は、2019年末までに2.7GWに上る見込みで、年間出荷量のシェアではおよそ10%です。これは、長期的に信頼できるブランドとして日本の皆様に認めていただいた結果だと感謝しています。さらにシェアを拡大できるよう、新世代のパワコンも開発しました。
これから私達は、蓄電システムや電気自動車の充電関連製品、アプリを活用した電力マネジメントなど、「電力の使いみち」を広げるソリューションを提供してまいります。蓄電システムについては、自社所有の太陽光発電所において実証実験を進めており、市場投入に向けた準備も万全です。電源分野での技術の蓄積を活かしつつ、太陽光発電活用のフロンティアを日本の皆様と共に開拓できるよう、新たなソリューションの開発に努めてまいります。
PROFILE
Delta Electronics,Inc.
Director/PV Inverter BU/
Energy Infrastructure BG
Raymond Lee氏
SOLAR JOURNAL vol.31(2019年秋号)より転載