編集部からのお知らせ

【速報】2017年度の太陽電池出荷量、前年比74%に減少

太陽光発電協会(JPEA)が、2017年度第4四半期および、2017年度の太陽電池出荷統計を公表した。前年度やそれ以前と比較して、市場はどのように変化しているのか? 最新の結果をいち早くお届け!

2018年1~3月期の出荷量
国内外ともに低調!?

一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は2018年5月22日、日本における太陽電池出荷量の最新版として、2017年度第4四半期および、2017年度の統計を公表した。

今回の調査対象期間は、2018年1月から3月まで。太陽電池モジュールの総出荷量は1,450MWと第3四半期並みだったが、前年同期比では74%と大幅に下回った。

セルの総出荷量は513MWで、モジュールの国内出荷量は1,376MWと、いずれも前年同期比74%で下回っている。海外への出荷も75MW(前年同期比83%)と低調だった。

国内外企業の生産対比と
用途別出荷量は?

モジュール総出荷量のうち、日本企業は859MW(前年同期比73%)、外国企業は591MW(前年同期比76%)で、双方ともに前年同期を下回った。

また、国内外企業の生産対比について「日本企業:外国企業」の比は「60:40」、「国内生産:海外生産」の比は「34:66」で、第2四半期及び前年同期並みという結果に。

JPEA調べ

また、用途別で見ると住宅用途は274MW(前年同期比82%)で、非住宅が1,102MW(前年同期比72%)と前年同期を大幅に下回った。非住宅用途の内訳は一般事業用途413MW(前年同期比87%)、発電事業用途689MW(同65%)という結果になった。

JPEA調べ

2017年度の動向を振り返ると、日本における太陽電池モジュールの国内外への総出荷量は5,670MWで、国内総出荷量は5,246MW。どちらも前年対比は83%となった。下の「Fig.1」を見ると、総出荷量・国内出荷量ともに2014年度がピークで、その後は減少に転じていることがわかる。


また、「Fig.2」で示されているように、四半期毎の総出荷量・国内出荷量も、各年度においてQ4に向かって出荷量が増加するが、翌年のQ1には大幅に減少する傾向にあるようだ。

昨今、市場に著しい変化が生じている太陽光発電業界。今後の動向に注意したい。

問い合わせ

一般社団法人太陽光発電協会 統計委員会

〒105-0004 東京都港区新橋2-12-17 新橋I-Nビル8階
TEL:03-6268-8544

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【北村さんコラム】続・いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  2. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  3. 【PVビジネスセミナーレポート】2025年度の政策動向と蓄電池・PPAの先進事例...
  4. 【参加受付中!】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
  5. 金属盗難対策法案を閣議決定、買い取り業者に営業届け出を義務化
  6. 【申込受付中!】7/16(水)《エネマネ》セミナー|都の補助金でエネマネ始めよう!EMS導入&ERAB事業化の事例紹介...
  7. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  8. 【EMS専門家が監修】系統用蓄電池のビジネスモデル、他社に差をつけるためのEMSの基礎知識...
  9. 『SOLAR JOURNAL』“蓄電池ビジネス”特集号 5/27発行!
  10. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

蓄電池特集号 | ¥0
2025/5/27発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ