スマートマスター5000名突破。スマートハウスに追い風!
2018/05/30
次世代住宅として注目を集めるスマートハウスのアドバイザー「スマートマスター」が5000名を突破した。スマートハウスの普及拡大に、いっそう弾みがつきそうだ。
スマートハウスは住む人の
幸せを追求する住まい
一般財団法人 家電製品協会は5月21日、東京都内のイベントホールで「スマートマスター5000名突破記念式典」を開催した。スマートマスターとは、「スマートハウス」に関する専門知識を習得した人材に与えられる同協会の認定資格。制度導入後3年目を迎えた今年、5月1日付で新たに1,193名が資格を取得(3月に全国統一認定試験を実施)し、これまでに誕生したスマートマスターは合計5,088名となった。
アンバサダーの奈津子氏を囲んで、表彰受賞企業の皆さんと主催者(家電製品協会)。
スマートハウスは、これからの住宅が目指すべき姿であり、同協会では、「暮らす人の幸せを追求する住まい」がスマートハウスであるとして、次の2つのメリットを掲げている。①電力を中心とするエネルギー消費効率の向上。②そこに暮らす人々のニーズやライフスタイルに合わせた各種サービスの提供。
「①エネルギー消費効率の向上」については、住まいの断熱性能を向上し、「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」によるエネルギーマネジメントの徹底などにより、実質的なエネルギー消費量をゼロにする住まいZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を目指す。創エネにおいては太陽光発電システムの設置、蓄エネについては家庭用蓄電池の導入、省エネに関してはエアコンや照明をはじめとした省エネ機器の導入とHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)が大きなカギを握る。
「②各種サービスの提供」では、IoT、AI、ビッグデータ、ロボットなどの先進技術を活用し、これまで単独で使われてきた機器やサービスを総合的に連携させることがポイントとなる。想定されるサービスはエネルギーに関することに留まらず、高齢者の見守りや家族健康管理などのホームヘルスケアサービスや、防犯・防災などのホームセキュリティサービスも含まれる。