注目キーワード

編集部からのお知らせ

世界初「ソーラー電動アシスト自転車」が誕生、走行可能距離は70km!?

フランスのスタートアップ企業が、太陽電池を動力とする「ソーラー電動アシスト自転車」を開発! 日当たり次第では40キロメートルまで走行でき、バッテリーを取り外して充電すれば、最大70キロメートルまで走行可能だ。

通勤時にも活用できる
便利で環境に優しい自転車

手軽に使えて経済的で環境に優しく、近場へのチョイ乗りにはとても便利な電動アシスト自転車。そこにもう一味加えた製品がフランスで発表された。フランスのスタートアップ企業ローリンが開発する世界初のソーラー電動アシスト自転車だ。


同社は元々、従来の自転車の前輪をモーター内蔵ホイールに取り替えるだけで、どの自転車でも簡単に電動アシスト自転車に変えられる製品の開発をしてきた。その電源を太陽光由来にしようと生まれたのがソーラー電動アシスト自転車だ。前輪ホイール部分とフレーム部分に備え付けられたソーラーパネルと内蔵のモーターをつなぐことで、発電を行うことができる。

ローリンの共同設立者アントワン・ダクルモン氏によると、イル・ド・フランス(パリを中心とした首都圏)の条件下では太陽光で1日平均17キロメートルの距離を走行でき、日当たり次第では40キロメートルまで可能。同地域では通勤の半数以上が5キロメートル以下であり、この走行距離は十分に満足できるものだという。バッテリーは取り外して充電ができ、最大で70キロメートルを走れる。

今秋、試作機の詳細が発表され、2019年春からはパリ市の南に隣接するモンルージュ市の市役所および郵便局へ職員用として10台が提供される。そこで製品テストが重ねられる予定だ。


Text >> Yukinobu Kato

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 太陽光発電・蓄電池を全世帯に 藤沢市の進化を続けるまちづくり
  2. 【参加無料】10月6日(金)「第27回PVビジネスセミナー」~ 国の政策動向と蓄電池・PPAの先進事例 ~...
  3. 発電側課金、割引相当額の検討が大詰め。一般送配電各社がこの秋にも公表へ...
  4. 快進撃を続けるドイツの太陽光発電の課題、日本でも参考となるその対策とは...
  5. 発電側課金、全国の年間合計額は3856億円。この秋にも正式な課金単価発表へ...
  6. 経産省、蓄電池供給網の強靭化に重点配分 2024年度概算要求
  7. 2022年度からの「オンライン代理制御」で何が変わる?  低圧含め5エリアで開始か...
  8. 「ノンファーム型接続」とは? 再エネ拡大のカギ握る送電ルール見直し
  9. 「雑草」がエネルギー源に!? 名城大が発電を実演
  10. 生活者の脱炭素を「自分ゴト化」、日本総研が産学連携の創発型コンソーシアムを設立...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.46 | ¥0
2023/7/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ