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日本でも蓄電池を展開予定! LGエレクトロニクスの”自家消費”戦略

2018年に起こった出来事の中でも影響が大きかった、中国における太陽光発電設備導入の規制通知。2019年も様々な変化が予想されているが、業界を牽引する企業の戦略はどうなっていくのだろうか。LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社の楠山恭央氏に話を伺った。

蓄電池システムの
日本での展開も視野に入れて準備

昨年5月31日の中国における太陽光発電設備導入の規制通知は、各社とも影響が大きかったと思います。案件がリセットされる話も少なからず我々の耳に入ってきました。当社もパネル価格の調整を検討せざるを得ないケースが出てきたり、大変な状況になったという印象でした。



当社のモジュールは高出力ですが、価格面では必ずしも優位性があるとは言い難い。経産省の通達でパネル変更が可能になったことで、どちらかといえば守りの立場に置かれました。しかし、クレジット与信がつかないパネルを使う予定だったオーナーさんなどもいて、それを当社製品に変える相談ができるようなった案件もあります。プラスマイナスゼロになるように、ここで踏ん張りたいと思います。

出荷量としては、2015年が約250MW、2017年が約180MWでした。昨年は250MW弱に戻せました。今年は370MWが目標で、当社のボリュームピークがきます。

自家消費の用途で太陽光電源をつくろうとしている人たちの評価を得るには、価格だけでなく、性能(出力・効率)、実績、ブランド、および蓄電池システムとの併用など総合的な価値が重要になってくると思います。

本社のある韓国では蓄電池がブームになっており、補助金も手厚く導入が加速しております。本国で展開し実績の高い蓄電地システムも日本で展開できるよう、準備を進めております。

PROFILE

LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社
Business Solution Team 部長

楠山恭央氏


文/大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.28(2019年冬号)より転載

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