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電気代ゼロ! 太陽熱を使った“オフグリッド栽培システム”とは?

オランダのスタートアップ企業が、オフグリッドの栽培システムを開発した。太陽熱を使って、農業用ハウスの冷暖房や照明などに活用できる仕組みだ。

集めた熱エネルギーを貯蔵して
24時間いつでも自由に活用

オランダのスタートアップ企業「ソルホ」は、太陽熱を活用したモジュール式のオフグリッド型施設栽培システム「スプラウト」を約3年かけて開発した。太陽の熱を太陽熱集熱器で集め、熱エネルギー貯蔵システムで蓄熱し、24時間いつでも、施設内の冷暖房や照明、汚水の浄化、海水の淡水化などに活用する仕組みだ。


www.solho.eu



0.1haから30haまで、スペースに応じて設置できるのも利点だ。昨年12月にフランス南部で建設され、現在実証試験が行われている。今後は、とりわけ電力インフラの乏しい国や地域での需要を見込んでいる。


文/松岡由希子

SOLAR JOURNAL vol.28(2019年冬号)より転載

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