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日本初!? 北海道の針葉樹林をエネルギーに活用

日本でも始まっている分散型エネルギーインフラプロジェクト。第4回目は、内陸型森林バイオマスで地域熱電供給システムモデルを紹介する。

広大な針葉樹林を最大限に活用したまちづくりを。

インフラプロジェクトシリーズ 第1回第2回第3回

広大な北海道の原野に広がる、針葉樹の森。町の面積の9割が森林に覆われる下川町(しもかわまち)は人口3468人(平成27年6月)のうち300人程が林業に携わっている。過疎化や、スマートシティへの変換を目的として、活気的な試みが行われている。その下川町の森林総合産業推進課バイオマス産業戦略室のグループリーダーである山本敏夫さんに、この戦略への参加のきっかけを伺った。

「もともと下川町は、冬はスキーのジャンプ競技が有名で、夏はフルーツトマトや小麦、アスパラの産地です。と同時に、古くから森林文化というものが栄えていて、林業を始め、町を囲む山や森林で子供たちの教育も行われています。たとえば、幼い頃は森で遊び、小学生は森林に入り五感を鍛えたり、中学生、高校生になると木炭づくりや間伐作業などを授業に取り入れています。やがて成人して林業に携われるようになり、町に還元されるといいなという目的もあります。そのような町の風土から、然とこの森林を生かして生活するという文化が根ざしていました」。 きっかけは、60年サイクルで行われる国有林の払い下げで、町が3123 haの山林を手にいれたこと。平成16年には、木くずを使った木炭バイオマスエネルギー利用の取り組みが始まった。

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