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中国トップ企業に聞いた! 3つの質問で考えるアフターコロナの太陽光ビジネス【安泰ソーラー編】

新型コロナウイルスの影響にとどまらず、太陽光市場は大きく変わっている。日本市場について、アフターコロナの予測や今後の戦略について、中国メーカーの安泰ソーラーに話を聞いた。

日本市場について、アフターコロナの予測と、
FITからFIPへの移行に対する期待と戦略
について教えてください。

コロナの影響で、一部の案件が延期され、経産省対応も対面から資料郵送に変わったことで、処理進捗の遅れが生じています。しかし、当社の売り上げが前年同期比であまり変わっていなく、特高案件もいくつか決まりました。

FIPに移行する場合、太陽光発電事業の主役は市場連携(自家消費)に移行し、営農型、屋上案件への需要が高まっていく可能性があります。6年連続日本向け架台出荷量中国トップ&オーストラリア架台卸売市場におけるNo.1ブランドとして、野立て架台はもちろん、屋根案件の対応経験が豊富で、今後は長年の設計経験を活かし、営農型と屋根案件の開発に力を入れ、デベロッパーとの連携をさらに強化していきます。

世界市場について、
現在盛り上がりを見せているのは、
どの国・地域でしょうか?

内需拡大と投資増加により、中国の太陽光発電市場は飛躍的な進歩と発展を遂げています。当社は固定式架台の設計チームに加え、経験豊富な追尾式架台の専門チームを取り組みました。各課題に合わせる最適な方案を提供し、多様化するニーズに的確に応えられます。

また、南米や東南アジアの日当たり条件がよく、太陽光発電の開発には大きな可能性があります。コスト低下と市場支援により、EU 諸国の太陽光発電市場も、程度の差こそあれ成長しています。市場動向を把握しながら、お客様により効率的かつ便利な現地サービスを提供するために、フィリピン、ベトナム、ブラジルなどの拠点を設立し、 スペイン事務所も準備中です。

自家消費市場が日本において
今後成長するためのポイントは何でしょうか?

蓄電技術の向上や電池の原材料費の削減によって普及が進むと考えます。一方、政策支援なども大きく寄与しています。今後はさらに拡大してゆくと予測しています。


SOLAR JOURNAL vol.34(2020年夏号)より転載

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