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ファーウェイがAI搭載の次世代型の住宅向けパワコンを発売!

HUAWEI(ファーウェイ)が、日本市場で住宅向けソリューションを発売する。AI搭載により“能動的安全”を実現した、まったく新しい次世代型パワコンだ。AIにより太陽光発電の“安全性”を追求する。

太陽光発電の安全性を守る

ファーウェイの住宅向けパワコンは、屋根上太陽光発電の安全性を飛躍的に向上させる。

太陽光発電所のほとんどの火災事故は、DCアークに起因する。太陽光発電システム機器における接点の緩み、接触不良、ケーブルの断線、電線被覆内の水分、腐食、絶縁不良により、DCアークが発生する場合がある。アークによる接点部品の温度上昇(3000℃まで達するケースもある)が、火災を発生させてしまうのだ。

しかし、電気的ノイズのバックグランドとアーク特徴信号は類似しているので、アークの真偽判別を正確に行うことは難しい。ファーウェイは、この難問をどのように解決したのか?

AIにより能動的安全を実現

今回、ファーウェイが発売する住宅用新型パワコン「SUN2000-4.95KTL-JPL1」は、業界初となるAI搭載により、アークを正確に検出することを可能にした。ファーウェイは、これを「受動的安全(パッシブセーフティ)から能動的安全(アクティブセーフティ)への進化」だという。

アクティブセーフティ、それはアークの情報を最大限に収集し、アーク発生の原因を見逃さず、早期に特定するということだ。しかし、膨大な量のデータを従来の方法だけで解析することは困難であり、AIアルゴリズムに基づくインテリジェントな分析と継続的な学習を行う必要がある。また、アークリスク発見後、いかに迅速に対応できるかが重要となる。

ファーウェイの新型パワコンには、アクティブセーフティを実現するための3つのユニークな特性がある。

まず、AIモデルによるアーク特徴を大量かつ高効率に学習し、百万数量単位のアーク特徴を有するデータライブラリを構築。

次に、強力な搭載チップのコンピューティング能力により、アークを正確に識別し、DCアークを能動的に検出する。

そして、2.5秒以内の瞬時シャットダウンにより電源を遮断し、屋上太陽光発電施設の安全性を高める。

AIによるディープラーニングを経て、正確な検出と能動的(アクティブな)保護を実現し、DCアークを漏らさずキャッチし、火災を未然に防ぐというわけだ。

圧倒的な信頼性と操作性

同パワコンにファーウェイが採用したのは、高品質デバイス、信頼の自然放熱設計、IP65防水&防塵筐体、耐高熱&高湿度&高塩害などの環境対応設計、ハイレベルな保護デバイス&保護設計だ。品質を検証するためには、過酷な火薬爆発試験、ロケットによる自然雷サージ試験まで実施する。こうした試験は、高品質な製品づくりの基礎である同時に、確固たる品質保証の裏付けとなっている。

ファーウェイ製品は、操作性やメンテナンス性にも優れている。今回の新型パワコンは、今秋発売の蓄電システム「LUNA2000シリーズ」とも連携し、アプリ(FusionSolarアプリ)操作で簡単に扱うことができる。アプリの特長は次の3つだ。
①パワコン、蓄電池、データ収集装置、システムに接続されたすべての付属機器を自動的に認識し、構成する。
②ワンクリックで自動的にアップグレードされ、すべてのシステム構成機器をカバーする。
③システムの障害箇所を自動的に特定する。

さらに、パワコンと蓄電システムの販売前および販売後のサポートをトータルに受けることができるフルサービス窓口も用意されている。業界のトレンドを先取りする新製品を、ストレスなく導入することができるだろう。

ファーウェイは、太陽光発電への研究開発投資を持続的に増やしている。今回の住宅向けソリューションは、まさにその成果だといえるだろう。住宅用パワコンに“安全”という新たな価値を提供する「SUN2000-4.95KTLJPL1」。日本の太陽光発電市場を活性化させる起爆剤になりそうだ。

コンパクトボディに高機能を凝縮した
住宅向け次世代パワコン

SUN2000-4.95KTL-JPL1

住宅用パワーコンディショナ最高レベルの変換効率97%(JIS)を実現。コンパクト設計で重さはわずか19kg。作業員1人で簡単に設置することができる。

搭載チップのコンピューティング能力により、火災を未然に防ぐ

強力な搭載チップのコンピューティング能力により、アークを正確に識別。DCアークを能動的に検出し、異常時には2.5秒以内に電源をシャットダウンする。屋根上太陽光発電システムに起因する火災を未然に防ぐことができる、画期的なソリューションだ。

スマート蓄電システム
LUNA2000シリーズも今秋発売


ファーウェイは2020年第4四半期に、住宅向けの蓄電システムも発売予定。次世代LiFePO4電池セルを採用したスマート蓄電システムLUNA2000シリーズだ。柔軟な構成が可能で、よりコストパフォーマンスが高く、最高レベルの安全性を実現しているという。

特長1 柔軟な構成、増設も容易
蓄電池モジュールの最小単位は5kWhで重量は48kg。設置は簡単で、5kwh / 10kwh / 15kwhなど柔軟な組合せができる。増設も可能であり、将来性にも優れている。

特長2 新旧蓄電池の併用が可能
蓄電池モジュールごとに独立したDC / DCユニットを内蔵。各蓄電池の異なる電圧の調整により、最適な充放電管理を行い、蓄電池の利用可能な容量を最大化して、新旧蓄電池の併用を実現する。

特長3 万一の災害時にも安心
停電を感知し、60秒以内に自動的に「自立運転モード」に切り替る。 自立運転で100V / 200Vに対応し、APPは24時間遠隔監視。蓄電池の稼働状況を常に把握でき、異常事態にも迅速に対応する。

問い合わせ

華為技術日本株式会社/ファーウェイ・ジャパン
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町
ファーストスクエアウエストタワー12F
TEL:03-6266-8051


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.34(2020年夏号)より転載

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