編集部からのお知らせ

中国ではイチゴ・上海ガニも!営農型ソーラーで育てる

営農型ソーラーを取材中、「中国の方が日本よりも一歩進んでいる」という話を聞いた。中国を代表する2社に聞いてみると、意外や意外、果物や魚介類まであるという。営農型ソーラーでどんなものがどんな環境で育てられているのか。

太陽の恵みに感謝♪
おいしい果実が採れた!

世界第3位の太陽電池モジュールメーカーのジンコソーラーが、2014年に中国・江蘇省で15MWの営農型ソーラープロジェクトを始めました。発電所はもともと砂が多い荒地。農業経営専門家の指導の下、ブルーベリーやイチゴ、ナツメの木を植えました。果実を収獲し、また土壌に肥料をやって別の農作物を植えます。そうして土壌が肥沃になれば、より高い利益を得られる農作物が植えられるようになるということです。

sj_KAN20160828_2a sj_KAN20160828_2b

 

これこそ中国流営農型ソーラー
上海ガニが今日も大収穫!

中国・江蘇省にあるテルサン・ソーラーの工場からクルマで5分ほどいった先にある、「魚地水面ソーラー発電所」。もともとこの地域は、「魚と米のふるさと」と呼ばれており、米作りや上海ガニや淡水魚の養殖が盛ん。上海の高層ビルの風景とは違い、池や田んぼが美しい田園風景が広がっています。9.8MWの太陽光発電システムの下には、秋に上海ガニが穫れ、ほかに淡水魚、食用の青ザリガニが穫れる池が広がっています。

sj_KAN20160828_2d sj_KAN20160828_2c


取材・文/大根田康介

※『SOLAR JOURNAL』vol.14 より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
  2. 【2024年太陽光ビジネス】再エネは「長期安定電源」になる! 事業環境の整備に必須のリパワリング...
  3. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  4. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  5. 最新春号の見ドコロ!「ソーラージャーナル」vol.49 4/30発行
  6. 【受付中】5/28(火) ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  7. 【終了】2024年4月23日(火)「第29回PVビジネスセミナー」~ 市場動向/PPA・蓄電池の最適化モデル ~...
  8. 太陽光発電所の盗難被害が急増 外国人グループの犯行か
  9. 経産省、新電力ビジネスの経過措置「部分供給」の見直し案 オフサイトPPAへの影響は?...
  10. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ