耐荷重の課題を軽々クリア! サンポートの設置場所不問の“超”軽量モジュール
2021/09/07
サンポートパワーは薄膜化で世界をリードするモジュールメーカーだ。“超”がつくほどの軽量でフレキシブルなモジュールで多様な顧客のニーズに軽やかに応える。
メイン画像:MWTバックコンタクト技術により前面のグリッドラインが目立たない。正極と負極の両方を背面に設置することで、美観にも配慮している。高い柔軟性と効率を同時に実現した画期的なモジュールだ。
軽量で薄くフレキシブル
耐荷重の低い屋根にも設置可
世界品質の太陽光モジュールでグローバルに活躍するサンポートパワー。薄膜化のテクノロジーによる高効率な軽量モジュールは同社の得意とするところだ。軽く薄いデザインが目を引く「SIシリーズ」は、耐荷重が小さく発電設備の設置が難しかった現場でも大いに活躍する。
同社にとって日本初のオフグリッド発電所の舞台となったのは、カラー鋼板屋根の工場。4ヶ月間の施工や試験を経て稼働開始に至った。
今回のプロジェクトには、耐荷重が小さいことに加えて、発電設備を支える力点が少ないという特徴があった。サンポートパワーは専門のR&Dチームを迅速に結成し、一貫したソリューションを提供した。
カスタマイズで顧客のニーズに柔軟に応える同社の姿勢がプロジェクトの成功につながったという。
工場のカラー鋼板の屋根にずらりと並んだ「S1シリーズ」。薄く軽量であることに加え、フレキシブルな形状のため施工性も高い。力点の少ない波状の屋根にもしっかりフィットする。
MWT技術で高効率を実現
顧客のニーズ叶える技術集団
サンポートパワーの代名詞ともいえるMWT(メタル・ラップ・スルー)バックコンタクト技術は、バスバーによる表面の影の影響を減らし、モジュールの効率を高める。同時に、モジュール前面のメイングリッドラインのないすっきりとしたイメージを演出する。
さらに、MWT技術は環境負荷の低減にも貢献する。というのも、鉛などの重金属を使わずに高性能なモジュールを製品化できるからだ。原料調達からリサイクルに至るライフサイクル全体で、環境への配慮を欠かさないことが、これからの脱炭素ビジネスに不可欠な要素なのかもしれない。
サンポートパワーは、独自のテクノロジーによって製品を差別化することに長けた太陽光モジュールメーカーだ。高効率で軽量かつフレキシブルという高い製品力はもちろん、顧客のニーズに柔軟なカスタマイズで応えるホスピタリティの高さが同社のアドバンテージだ。
問い合わせ
江蘇サンポートパワー株式会社
江蘇省無锡市新呉区錫士路20号
E-mail:info@sunportpower.com
取材・文:山下幸恵(office SOTO)
SOLAR JOURNAL vol.38(2021年夏号)より転載
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