TOPCon技術で業界をリード! ジンコソーラーがN世代におくるTiger Neoモジュール
2022/02/24
パネル価格の高騰がいまだ収まらない中、太陽光発電業界をリードするジンコソーラーが、新たに高出力モジュールをリリースした。日本の脱炭素化を推し進める革新的な製品だ。
日本市場に適した新製品
2022年から量産開始
2021年12月、ジンコソーラージャパンが、『N世代へのジンコからのギフト』と題したウェビナーを開催した。そこで紹介されたのが、TOPCon技術を用いたフラッグシップモデル「Tiger Neo」シリーズだ。
N型TOPCon技術が成熟しつつある中、ジンコソーラーは率先して、中国安徽省合肥市にある新工場で8GWの高効率N型TOPCon太陽電池セルの生産を開始。同セルの量産平均変換効率は24.5%に達する。N型TOPCon技術を用いたTiger Neoは、最高変換効率が22.30%に達し、シリーズ最大モデルの出力は620W。従来の単結晶PERCと比べて、変換効率では約5〜6%、発電性能では3〜4%も向上。2022年Q1から同シリーズの量産を開始し、年間の生産量は10GWを予定している。これはジンコソーラーの生産能力全体の20〜25%を占める。そして、2023年にはさらに生産体制を強化する方向だ。
ジンコソーラージャパン代表の孫威威氏は、「モジュール原材料の価格高騰・高止まり傾向は、少なくとも2022年の上半期まで続きそうです。この状況で弊社は、土地や屋根のスペースに制約があり、EPCコストが高い日本市場に向けて、他と一線を画す高効率・高出力製品として『Tiger Neo』を開発しました」と語る。
ジンコソーラーが新たにリリースしたTiger Neoモジュールは、最新のTOPCon技術を採用。最高変換効率は22.30%に達し、単結晶PERCから大きく向上。土地や設置面積が限られ、EPCコストの高い日本市場に適した、高出力・高効率なモジュールだ。
セミナーでは、日本向け蓄電システム「SUNTANK」の今後の計画についても紹介された。2021年8月31日から販売が開始されており、11月30日に初ロットが日本の倉庫に納入。2022年には販売を本格的に拡大するフェーズに突入する。
日本の2050年カーボンニュートラル実現に向けて、ジンコソーラーの貢献は続く。
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SOLAR JOURNAL vol.40(2022年冬号)より転載
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