【スマートエネルギーWeek秋2023 直前企画②】韓国発、遠隔監視と蓄電システムの注目企業2社はここだ!
2023/08/29
9月13〜15日に幕張メッセで開催の「PV EXPO【秋】~第17回【国際】太陽光発電展~」には、韓国の再生可能エネルギー関連ソリューションが展示される。必ずチェックしておきたい注目企業「JHエナジー」「イオン」の2社を紹介する。
注目企業Part3:JHエナジー
遠隔監視の決定版「REMS」を出展
(韓国仁川広域市のJHエナジーの本社。提供:JHエナジー)
韓国仁川広域市に本社を置くJHエナジー(JH Energy)は1997年の創立以来、再生可能エネルギー分野の専門企業として技術開発に注力してきた。多数の国家プロジェクトや民間のEPC(設計・調達・建設)事業に携わる中で培ったノウハウに基づき、安全な設計、徹底した監理、堅実な施工、責任感のあるメンテナンス、最適化された診断サービスを提供している。
(再生可能エネルギー統合モニタリングシステム(REMS)のメイン画面。提供:JHエナジー)
同社の「再生可能エネルギー統合モニタリングシステム(REMS)」は、中央管理センターで専門家が太陽光などの発電設備を効率的に統合管理する画期的なモニタリングソリューション。ウェブサーバー方式のためモニタリング専用の端末が不要な点が強みだ。トラブルの発生をリアルタイムで検知し、即座に通知する。太陽光発電所以外の再エネ発電設備にも応用できる。
(遠隔端末装置(RTU)。提供:JHエナジー)
本製品は、9月13〜15日に幕張メッセで開催の「PV EXPO【秋】~第17回【国際】太陽光発電展~」に展示予定。ほかに、太陽光発電設備の無線モニタリングを低コストで実現する「遠隔端末装置(RTU)」も出展の予定だ。ブースでは担当者のチョン・ジェウ氏にぜひ声をかけてほしい。
株式会社JHエナジー(JH Energy Co., Ltd)
【出展ブース:展示ホール6、E11-46】
ブース担当者:チョン・ジェウ氏
注目企業Part4:イオン
蓄電池とUPSの統合システム開発
(イオンの本社全景。提供:イオン)
2022年に設立した韓国京畿道のイオン(EON)は、電力インフラ構築のための総合コンサルティングから設計、製造、設置、アフターメンテナンスまでトータルソリューションを提供し、環境にやさしいスマートソリューション企業として活躍中だ。電気電子技術に長けた同社は、データセンターの統合電力インフラ構築といったシステムインテグレーション事業などに事業領域を多角化し、新たな価値を提供している。
(マルシェP(オフライン・オンライン)。提供:イオン)
同社の主力製品「マルシェP(オフライン・オンライン)」は、韓国初のエネルギーストレージシステム(ESS)と無停電電源装置(UPS)の統合システム。夜間などの電力需要が比較的少ない時間帯に蓄電し、電力需要が多い時間帯に放電するESSの機能をもち、停電など系統電力に異常が発生した際には無停電電源を供給するUPSの機能を兼ね備えたハイブリッドエネルギーストレージシステムとして、太陽光発電の有効活用をアシストする。
(マルシェPのエネルギーストレージシステム。提供:イオン)
マルシェPは、ソウル科学捜査研究所をはじめ、韓国国内の浄水場やコンベンションセンター、庁舎などにも多く採用されている。幕張メッセで開催の「PV EXPO【秋】~第17回【国際】太陽光発電展~」では担当者のイム・スンボム氏がマルシェPについて詳しく説明するという。気になる人は、ぜひ同社のブースを訪れてみよう。
株式会社イオン(EON Co.,LTd.)
【出展ブース:展示ホール6、E11-44】
ブース担当者:イム・スンボム氏
文:山下幸恵(office SOTO)