政策・制度

20年の歴史がある、環境省による地域エネルギーの取り組み。脱炭素先行地域の公募では、どのような点が変更されているのだろうか。環境エネルギー政策研究所 所長の飯田哲也氏が語る。

危機感募る地域脱炭素のこれから。知への尊敬の欠如が失敗を呼ぶ

環境省は11月7日、二酸化炭素の排出削減をほかの地域にさきがけて進める「脱炭素先行地域」として12道府県12地域を新たに選定した。過去3回の選定と合わせて36道府県74地域となった。次回の募集開始時期は再検討する。

環境省、脱炭素先行地域に12地域を追加選定 次回募集時期は再検討へ

経済産業省は10月23日、充電インフラ整備促進に向けた指針を公表した。2030年までに充電器の設置目標を倍増させるとともに、充電池全体の総出力を10倍に相当する約400万kWを確保することを目指す方針だ。

充電インフラの設置目標を倍増 経産省が新たな指針を策定

一般送配電事業者10社は9月29日、電力会社から徴収する託送料金の算出根拠となる収入見通しの変更承認申請を経済産業省に提出した。2024年度から始まる予定の発電側課金の導入に伴う託送料金体系の見直しに対応した措置。

送配電各社、収入見通しの変更申請 発電側課金に対応

世界にさきがけて太陽光発電システムと蓄電池を全ての住宅・公共ゾーンなど、街区全体に標準装備した神奈川県藤沢市のスマートタウンが来年の秋口に完成する。パートナー企業と藤沢市が官民一体となって、絶えず進化を続けるまちづくりを目指している。

太陽光発電・蓄電池を全世帯に 藤沢市の進化を続けるまちづくり

2024年度に導入が予定されている発電側課金の検討が大詰めを迎えている。この秋にも割引相当額を考慮した課金単価が公表される予定となっており、一般送配電事業者における割引相当額の検討は最終的な段階に入っている。

発電側課金、割引相当額の検討が大詰め。一般送配電各社がこの秋にも公表へ

経済産業省は、2024年度予算の概算要求を発表した。2022年8月に公表した「蓄電池産業戦略」をうけて、車載用リチウムイオン電池をはじめとする蓄電池製造サプライチェーンの強靱化に重点配分している。

経産省、蓄電池供給網の強靭化に重点配分 2024年度概算要求

環境省は、2024年度予算の概算要求を発表した。概算要求額は今年度の当初予算額の約1.2倍。カーボンニュートラルに取り組む自治体を支援する「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」に、前年度の2倍近くの660億円を要求する。

環境省、地域脱炭素交付金を大幅増 2024年度概算要求

大手電力の送配電10社は9月1日、需給管理システムを統一するための新会社を設立した。地域間の電力融通をしやすくするため、2020年代後半を目標に需給管理システムを統一する。

大手電力9社 2020年代後半に需給管理システムを統一へ

全国知事会は、「脱炭素社会の実現に向けた対策の推進に関する提言」をとりまとめた。系統連系時の工事費負担金への支援や系統用蓄電池への支援拡充、FITで導入された既存の再エネ設備への併設型蓄電池への支援などを要望している。

全国知事会が提言 系統用蓄電池の支援拡充、併設型蓄電池への支援を

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