政策・制度
日本損害保険協会は今年2月、太陽光発電設備の事故発生状況に関する調査研究をとりまとめた。金属ケーブルなどの盗難による保険金が、5 年前の約20 倍に急増し、持続的な保険提供が困難になる可能性もあることがうきぼりとなった。
太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
東京都は、2024年度の系統用蓄電池導入補助事業の詳細を公表した。事業費は130億円で10月1日から申請を受け付ける。 特高5件、1,000kW以上の高圧6件を採択する予定だ。
東京都の2024年度系統用蓄電池導入事業 特高5件、高圧6件を採択予定
今年1月、脱炭素電源への新規投資を促す長期脱炭素電源オークションが始まった。市場管理者である電力広域的運営推進機関(広域機関)に、第1回オークションの手応えと今後の展望について語ってもらった。
市場運用者・広域機関に聞く、長期脱炭素電源オークションが目指すものとは?
電力小売の全面自由化から8年が経ち、新規参入した事業者への風向きが変わろうとしている。経済産業省資源エネルギー庁は、新規参入の事業者に対する経過措置としての「部分供給」の扱いを見直す案を示した。部分供給は、オフサイトPPAでも活用される電気の供給方法だ。
経産省、新電力ビジネスの経過措置「部分供給」の見直し案 オフサイトPPAへの影響は?
経済産業省・資源エネルギー庁は、既存の太陽光発電設備の増設・更新を促すため、2024年度からルールを見直す。増設・更新した場合には、増出力分にのみ最新価格相当の単価を適用する。パネル増設と併せて古い設備をリパワリングし、長期にわたって安定的な運用を目指す事業者が増えそうだ。
太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
経済産業省は3月26日、有識者会議を開催して、東京商品取引所(TOCOM)と日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場とを連携し、先物と現物の発注を一本化する考えを示した。電力の先物取引の利便性を高める仕組みを創設し、市場の活性化を狙う。
電力先物取引とスポット市場が東京商品取引所に一本化へ。2025年以降
経済産業省は3月19日、2024年度以降の再エネのFIT制度とFIP制度買取価格と賦課金単価を公表した。10kW以上の事業用太陽光発電の屋根設置については、11.5円/kWhとして前年度より0.5円引き下げた。
屋根設置は11.5円 前年度比0.5円引き下げ FIT・FIP買取価格が決定
東京都の2024年度当初予算案は、再生可能エネルギーなどの拡充に1970億円と、前年度の2倍以上の事業費を計上している。ペロブスカイト太陽電池やアグリゲーションビジネスの普及を支援する。
東京都の2024年度予算案 次世代太陽電池やアグリゲーションビジネスを支援
再エネの出力制御の実施エリアは全国に拡大し、足元の出力制御量は増加の傾向にある。経済産業省・資源エネルギー庁は制御量を抑えるため、新たな「対策パッケージ」をまとめた。需要家の行動変容や再エネ利用に重点が置かれている。
新・出力制御対策パッケージ。「蓄電池の活用」を強化へ
一般財団法人新エネルギー財団は、今年度の新エネ大賞を発表した。パナソニックホールディングス、パナソニックエナジー、FDの3社によるデジタル式逆電力継電器の開発が、最優秀の経済産業大臣賞に輝いた。