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PV Japanとjuwi自然電力オペレーションが、「コミット洗浄」で業務提携を発表

PV Japanのパネル洗浄は、発電事業者はもちろん、O&M企業からも高い評価を受けている。世界標準のO&Mサービスで知られ、国内約900MWの実績を誇るjuwi(ユーイ)自然電力オペレーションもそのひとつだ。同社は1月、PV Japanと業務提携を結び、コミット洗浄の普及に共同で取り組んでいくことを発表した。その狙いは、どこにあるのか? 営業部部長の倉澤宗士氏に聞いた。

トップ画像:juwi自然電力オペレーション株式会社営業部 部長 倉澤宗士氏(向かって左)、PV Japan株式会社リューション事業本部 営業グループ リーダー 山田一輝氏(右)

 

O&Mサービスの新たな柱として

「弊社では定期点検からモニタリング、除草・除雪まで幅広いO&Mサービスを行っていますが、太陽光パネルの洗浄に関しては、PV Japanが各地で展開する認定施工協力店に以前からお願いしていました。洗浄機の性能と実績、信頼性が高く、価格もリーズナブルだったからです。

パネル洗浄は、日本では軽視されがちですが、O&M全体のなかでも重要な意味をもっていると考えています。とくに運転開始から4・5年経った発電所では、パネルの汚れによって発電量が10%近く落ちているケースも珍しくありません。これは発電事業者の売電収益が減るというだけでなく、日本のインフラとしても大きな損失です。

コミット洗浄は、この状況を変えるきっかけになるのでは、と考えています。これまでは実際に洗浄しなければ効果が分からなかったので、パネル洗浄に踏み切れないというオーナーさんが多くいらっしゃいました。しかし、コミット洗浄なら、事前診断によって、洗浄する前から費用対効果を把握することができます。加えて、洗浄した結果として、事前設定した目標値に達しない場合、その分の洗浄費用を減額するということですから、オーナーさんにはリスクがありません。これなら安心して、パネル洗浄を依頼していただくことができると考えています。

なお、弊社では、約1年前からコミット洗浄の開発に協力させていただいておりまして、自社で運用管理する太陽光発電所でデータ収集や検証を行ってきましたので、お客様に自信をもってお勧めすることができます。

そして、この事前診断は、私たちO&M企業にもメリットがあると考えております。洗浄効果が低いと診断された場合には、すぐに洗浄せず、改めて洗浄時期のご提案をするという形になるため、お客様の期待を裏切ることもありません。これまで、PV Japanさんに洗浄していただいたお客様の多くがリピーターになってくださってもいます。

コミット洗浄をきっかけに、パネル洗浄そのものが普及し、日本の太陽光発電所がより有効に活用されることを願っています。さらに弊社としては、パネル洗浄を入口にして、O&Mサービス全般についても依頼が増えるものと期待しています」(倉澤氏)。

 

「コミット洗浄」
パートナー企業の皆様とともに

太陽光パネル洗浄は、O&Mにおいて必須項目であると考えています。ここ数年で多くの方々が関心を持たれ始めていることを感じます。とはいえ、実際に洗浄を実施している発電所は未だ数%にすぎません。「発電効率回復保証プランコミット洗浄」によって、パネル洗浄をより身近なものにしていければと願っています。

さらに、今後は全国のO&M企業様とも提携を進め、コミット洗浄を普及拡大させ、パートナー企業の皆様とともに、このサービスが業界のシンボルとなるよう尽力してまいります」(PV Japan ソリューション事業本部)。

「“コミット洗浄”パートナー企業」
「“PV cleaner”認定施工代理店」
募集説明会(同時開催)

・2023年4月19日(水) 東京会場
・2023年4月26日(水) 大阪会場
・2023年5月17日(水) 広島会場
・2023年5月24日(水) 九州会場

・会場及び説明会詳細については、3月末掲載のPV JapanのHPにてご確認下さい。
・各日程の翌日に、現地発電所にて洗浄現場見学会も予定しております。

問い合わせ


PV Japan株式会社
大阪市東淀川区瑞光1-12-12 シセイビル2F
TEL:06-6379-3651
MAIL:inf@pvjapan.jp


取材・文:廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.44(2023年冬号)より転載

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