SolaXが蓄電システムの日本展開を強化。パワコン一体型や積み上げ式など独自性が光る
2024/05/13
SolaX Power(ソラックスパワー)が、日本市場での存在感を高めている。住宅用蓄電システムから産業用パワコンまで、同社独自のソリューションは幅広い。SolaX製品の特長は、どこにあるのか。日本で販売される製品の魅力を探った。
1. 先進の研究開発能力
2. パワコン一体型蓄電システム
3. 簡単設置の積み上げ式蓄電池
4. 収益性と安全性に優れた産業用
5. 日本市場の発展に貢献
先進の研究開発能力
SolaX Powerは、中国・浙江大学科学技術サイト内に本社を構えるパワーコンディショナと蓄電池のグローバル企業だ。2012年の設立以来、最先端の研究開発で知られ、その製品は国内外500以上の認証を取得している。販売エリアは130以上の国と地域をカバーし、日本にも2021年に法人を設立している。
パワコン一体型蓄電システム
同社の住宅用蓄電システム「J1ESSシリーズ」は、ハイブリッドパワーコンディショナと蓄電池を1つの筐体に格納した一体型システムであるところが大きな特徴だ。そのため、パワコンと蓄電池を別々に用意する必要がなく、施工の手間も大幅に削減される。
内蔵されているパワコンは3回路MPPT対応が可能で、3つの屋根面に効率よくパネルを設置することができる。パワコンとともに内蔵されている蓄電池は5.8kWh。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、蓄電池だけを追加併設(11.5kWh/17.3kWh)することも可能だ。
●パワコンと蓄電池の一体化
●自家消費の最大化を実現
●電力バランス調整機能
●蓄電池を使いきる心配なし
簡単設置の積み上げ式蓄電池
中規模事業所などにお薦めの三線式ハイブリッド蓄電システムも用意されている。パワコン「ULTRAシリーズ」は、絶縁トランスなしで既存受電設備に直接接続することができる。蓄電池には蓄電ユニット容量2.5kWhの「HS25シリーズ」と3.6kWhの「HS36シリーズ」があり、いずれも蓄電ユニットを2台から8台まで積み上げることができる。最小5.1kWh、最大29.4kWhの細やかなシステム構成が可能だ。
●蓄電ユニット8台まで連結
●軽量&配線レスの簡単設置
●新旧電池の組み合わせ可能
●最新のAI制御で最適運用
収益性と安全性に優れた産業用
産業用としては、2種の三相パワコンをラインナップ(最大入力電力75kWh/90kWhの「X3‐MEGA」と150Wh/188kWhの「X3‐FORTH」)。
最大12のMPPT回路に対応し、発電量の最大化に貢献するとともに、アルミ製フィンを用いた独自の放熱システムなどでメンテナンスコストを削減。火災を未然に防ぐAFCI機能やサージ防護、交流端子側加熱保護機能を備え、安全性への評価も高い。
●MPPT12回路に対応可能
●150%の高過積載率に対応
●AFCI機能など安全性を追求
●最新I-Vカーブ診断を実装
日本市場の発展に貢献
SolaX Power本社副社長 兼 海外営業部長である呂行氏は、日本市場について次のように述べている。
「日本には、まだまだ大きな潜在力があり、今後ますます重要な市場になっていくと考えています。弊社としても、日本への投資を拡大し、日本のニーズに合わせた商品開発を進めるとともに、サービス体制も強化していく方針です。皆様と手を携え、日本の太陽光発電産業の発展に貢献していくことができれば幸いです」。
PROFILE
SolaX Power 本社
副社長 兼 海外営業部長
呂 行氏
問い合わせ
SolaX Power
TEL:080-0100-2327
メールアドレス:japan@solaxpower.com
取材・文:廣町公則
SOLAR JOURNAL vol.49(2024年春号)より転載
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