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本社ビルのエネルギー消費量を50%削減! GOODWEの「究極のトータルソリューション」

GoodWeは昨年11月、建材一体型太陽光パネル(BIPV)、パワーコンディショナ、蓄電池、ヒートポンプ式空調システムなどの自社製品を導入した新本社ビルを竣工した。これによって、年間640トン超のCO2削減を見込む。省エネやエネマネにも精通した同社の「究極のトータルソリューション」に迫る。

 

<目次>
1.最新技術で新本社ビルを竣工使用する電気の3割を再エネに
2.ソフトウェアも自社開発複雑な設備を統合・運用
3.新本社へのツアーも計画都市の建物の脱炭素化に意欲
4.注目の新商品!

 

最新技術で新本社ビルを竣工
使用する電気の3割を再エネに

太陽光発電パワーコンディショナの大手メーカーとして知られるGoodWe。今回は同社のスマートエネルギーソリューションプロバイダーとしての側面にスポットを当てる。昨年11月、同社はBIPVなどの最新技術を導入した新本社ビルを中国・江蘇省蘇州市に竣工した。BIPVとは、外壁や屋根材などと一体化した太陽光パネル。建物の壁面素材などとしても利用できるため、都市部における再生可能エネルギー導入量の拡大に役立つと期待されている。

新本社ビルには、東・西・南の外壁にBIPVを一面に設置した。これらの総発電容量は780.22kWpに上る。また、地上部分には261kWhの一体型蓄電池システムを導入し、BIPVで発電した電気を、自社開発のEV充電器を通じてEVへ充電する。食堂やレセプションエリアで使用する温水は太陽熱温水器で作り、空調は地中熱ヒートポンプシステムによって行う。再エネの導入だけでなく、大幅な省エネルギーにも取り組む。

多様なエネルギーリソースを組み合わせることによって、新本社ビルで使用するエネルギーの約36.77%を再エネ由来のものにし、エネルギー使用量を半減させることに成功した。これによって、年間644トンを超えるCO2排出量の削減を見込んでいる。高い環境性能をもつ建物として、中国の評価システムで最高位に位置付けられているという。

■ 644.57トン以上のCO2を削減する新本社

 

ソフトウェアも自社開発
複雑な設備を統合・運用

こうしたエネルギーリソースを一体的に運用するには、高度なエネルギーマネジメントシステムが欠かせない。GoodWeは、このエネルギーマネジメントシステムも自社で開発したという。新本社ビルのエネルギープロジェクトを主導したKenan博士は、「新しい本社ビルでは、地球と未来の子どもたちのために、持続可能な未来の姿を実現したいと考えました。そのためには、複数のエネルギーリソースを適切にコントロールするソフトウェアが不可欠でした。人工知能(AI)を活用して、エネルギーマネジメントシステムでBIPV、蓄電池、EV充電器といった多様なエネルギーリソースをすべて統合・運用できるように工夫しました」と語る。

同社はこれまで、さまざまな種類のパワコンを開発してきた。例えば、自家消費に最適な製品や、野立て発電所の発電量を最大化するタイプ、住宅向けに太陽光と蓄電池のパワコンを一体化したハイブリッド型もラインナップしている。複雑なエネルギーマネジメントシステムを開発できた背景には、多様な製品の製造で蓄積した豊富なノウハウが生かされているという。「当社はさまざまな種類の製品開発を通じて、お客さまの多様なニーズに応えてきました。今回は、そうした知見をエネルギーマネジメントシステムにして昇華させることができたと考えています」とKenan博士は振り返る。

 

 

新本社へのツアーも計画
都市の建物の脱炭素化に意欲

同社は今後、新本社ビル全体をスマートエネルギーソリューションのショールームとして広くアピールし、日本から新本社への見学ツアーも実施する予定だという。「複雑なエネルギーリソースを統合した新本社ビルは、あたかも1つの発電所のように機能します。今後、都市部におけるCO2排出量を削減するには、ビルなどの大型の建物のエネルギー消費を最適化していくことが重要です。その意味で、当社の新本社ビルはモデルケースになるでしょう。ぜひ多くの方々に訪れていただきたいと思います」。

排出量を削減するには、次の2つの視点が重要だとKenan博士は指摘する。「日本には、建築物の環境・省エネ性能を評価する建築環境総合性能評価システム(CASBEE)という仕組みがあります。建物のエネルギー性能を高めるには、このシステムに適合したデザインを設計する必要があります。また、既存の建物にBIPVなどを導入するには、季節や方角による日射の影響を考慮し、発電に適した設置場所を見極めなければなりません。これらには専門的な知見が求められますが、当社は新本社ビルの経験から、日本でも効果的なソリューションができると考えています」と強調する。再エネに加えて、省エネやエネルギーマネジメントシステムを統合した“究極のトータルエネルギーソリューション”を提供するGoodWeに期待が寄せられている。

 

 

注目の新商品!

メーカーフリーの系統用蓄電池PCS

50kW/100kWh一体型蓄電システムDCリンクハイブリッドPCS

GoodWeの新しい系統用蓄電池200kW PCSはさまざまな系統用蓄電池プロジェクトに使用でき、効率(最大変換効率98.8%)と信頼性を重視した設計になっている。最大のセールスポイントは、系統用蓄電池のメーカーを選ばないことと最大24台(4.8MW)の並列設置が可能なこと。

2月のPV EXPOではこの系統用蓄電池200kW PCSだけでなく、All-in-One 50kW/100kWh産業用蓄電池システム、SMT50 kW;GT125kWパワーコンディショナー、軽量薄型パネル;BIPV(建材一体型)加飾性太陽光パネル;ソーラーカーポートパネル、住宅蓄電池システムを展示する予定。

PROFILE

GoodWe
サステイナビリティ開発研究所所長

Dr. Kenan Zhang氏

問い合わせ


GoodWe Japan株式会社
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町8-6 H1O日本橋小舟町6F
TEL:03-6231-1232


取材・文:山下幸恵(office SOTO)

SOLAR JOURNAL vol.52(2025年冬号)より転載

Sponsored by GoodWe Japan株式会社

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