政策・マーケット

水上太陽光発電市場、ポテンシャルは「無限大」!?

再エネ「主力電源化」に向け
「競争」ならぬ「共創」が必要

日本法人の設置から3ヶ月後の2013年7月には、早くもハイドレリオを採用した埼玉県の水上太陽光発電プロジェクトの連系が完了している。この案件は、実証実験レベルを除けば、世界初のメガクラス水上太陽光発電所となった。

2018年7月現在、ハイドレリオ供給による事業化実績合計は136MW。日本市場では、7割弱のシェアを獲得しているという。

2018年3月に連系を開始した日本最大(13.7MW)の水上太陽光発電所・山倉ダムプロジェクト。  出典元:京セラTCLソーラー合同会社。

日本には、ため池や湖沼、干潟、ダムがまだ多数存在している。森社長は、「市場としてのポテンシャルは無限大。今後もますます水上太陽光発電所が増えていくはず」と予想する。日本の周囲を囲む海においても、条件次第では水上太陽光発電システムの設置が可能と見込んでいる。

政府は、7月に閣議決定した「第5次エネルギー基本計画」のなかで、再生可能エネルギーの「主力電源化」をめざす方針を打ち出した。社会における再生可能エネルギーへの期待感は、今後も一層高まるはずだ。

森社長は「太陽光発電業界は、個々の会社が市場を奪い合う『競争』ではなく、ともに新たな価値を生み出す『共創』にかじを切り、水上太陽光発電を含む再生可能エネルギーのさらなる普及に注力すべきだ」と力を込めた。

プロフィール

シエル・テール・ジャパン代表取締役社長

森一氏

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