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地域を潤す再エネ事業「シュタットベルケ」の神髄がここに!

地域経済の発展に大きく貢献
再エネ普及の牽引役にも

そして、重要な点は、シュタットベルケが地域の発展に欠かせない存在になっているということです。公共インフラ・社会サービスの総合提供を通じて、地域の安全・レジリエンスに寄与しているのはもちろんのこと、その事業運営によって、地域経済の持続的発展に大きく貢献しているのです。

地元に税金が入るというだけでなく、地元の人々を雇用したり、地元の金融機関から融資を受けたり、設備建設や修繕を地元企業に発注したりと、シュタットベルケは地域でお金が回るよう動いてきました。

また、文化的イベントやスポーツ大会をサポートするなど、生活を彩る催しにも積極的に取り組んできました。こうした存在だからこそ、「マイ・シュタットベルケ」といわれるほどに、それぞれの地域で愛着を持たれているのです。



シュタットベルケは、再生可能エネルギーの普及拡大にも大きな役割を果たしています。多くのシュタットベルケは電力小売りだけでなく発電事業も行っており、現在、ドイツにおける全電力供給力の約11%はシュタットベルケの発電所が担っています。

ドイツでは既に、電力需要の約40%を再生可能エネルギーで賄っていますが、風力発電や太陽光発電に早くから投資してきたのもシュタットベルケなのです。

最近では、約150万人の人口をもつミュンヘン市のシュタットベルケが、市からの委託を受け、2025年までに同市の全エネルギーを再生可能エネルギーで賄うというプロジェクトを進めています。そのために大変な投資を行い、既に地域経済にも大きな波及効果がもたらされています。

日本にもシュタットベルケを
新ネットワークが自治体支援

こうしたドイツのシュタットベルケが、2016年4月の電力小売全面自由化を機に、日本でも突然注目されるようになりました。地方自治体が電力小売事業に取り組めるようになり、参考にすべき事業モデルが求められていたのでしょう。日本の多くの自治体が、エネルギー事業を糸口にして、地域の課題を解決できないかと模索していたのです。



私が代表理事を務めている「日本シュタットベルケネットワーク」は、そうした動きを支援するため、昨年9月に誕生しました。事業計画の立案から、事業体の設立および運営をトータルにサポートし、「地域エネルギー事業を核とした地域活性化」に貢献したいと考えています。

エネルギーをはじめとしたインフラサービス・地域課題解決に関わるサービスについてのコンサルティングや、関係諸団体とのネットワーキング、ドイツおよび日本を中心とする先進事例の調査・研究、日本版シュタットベルケ促進に向けての政策提言なども行ってまいります。

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