注目キーワード

政策・マーケット

九州電力が5・6回目の出力制御、今回から風力発電も対象に

九州電力が、5・6回目となる出力制御を実施。今回から、風力発電も対象となった。蓄電池の充電や、揚水発電用の水のくみ上げ、関門連系線による域外送電などを活用したうえで、11月4日(日)には過去最高となる121万kWが制御対象となった。

11月4日の日曜日は
過去最高の121万kW

九州電力は、11月3日(土)と4日(日)の2日間、再生可能エネルギーの出力制御を実施。九電の出力制御は、これで5・6回目となる。

これまでの4回は太陽光発電のみが対象だったが、今回は風力発電も対象に含まれた。九電管内の再エネ発電設備は、出力ベース(9月末設備量)で太陽光発電が812万kW、風力発電は50万kWだという。

出力制御は、両日とも午前9時00分~16時00分の間で実施。最大余剰電力発生時刻は、両日とも12時~12時30分だった。11月3日(土)は55万kW、11月4日(日)は過去最高となる121万kWが制御対象となった。

11月4日(日)の電力需給の内訳は、エリア需要が696万kW、大容量蓄電池の充電・揚水運転が226万kW、関門連系線を活用しての域外送電が202万kWだった。これらを足した1,124万kWが、需要の総合計となる。

一方、供給力の合計は1,245万kW(うち再エネ出力は572万kW)。需要と供給力の差分である121万kWが、出力制御の対象となった。

関連記事:九州電力が国内初の出力制御を実施! 「再エネの主力電源化」へ課題
 

DATA

九州電力

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 自家消費に求められるPCS性能とは? 火災リスクを低減する新パワーオプティマイザ登場...
  2. 欧米で先行する住宅太陽光の義務化。先例に学びきめ細かな政策を
  3. 両面発電の収益をアップ!反射光量を向上させる新たな方法とは?
  4. 「ノンファーム型接続」とは? 再エネ拡大のカギ握る送電ルール見直し
  5. PV Japanとjuwi自然電力オペレーションが、「コミット洗浄」で業務提携を発表...
  6. 国内シェアNo.1のPV Japanが、発電効率回復保証付きの新プランを発表。その全貌に迫る!...
  7. 混迷するエネルギー情勢のもと太陽光発電に課せられた使命とは?
  8. 太陽光の廃棄費用、積立義務化が迫る! いくら? いつから? 徹底解説!
  9. 【参加無料】4月21日(金)「第25回PVビジネスセミナー」~Non-Fit/地域共生/既設再エネ/屋根設置区分~...
  10. 「バーチャルPPA」とは? その仕組みやメリット、制度の動向を解説!
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.44 | ¥0
2023/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ